
末期癌と診断されても自分でできる治療のサポート②
あーやだやだ、の抗がん剤の巻。
術後、1ヶ月も寝たきりになってしまい、背中がボキボキに。
お腹の傷が落ち着いてきたところで、ケイシー療法を取り入れているオステオパシー整体の先生へかかった。
大変なことになったね、と色々と話し調整をしてもらう。ひまし油湿布のことも話すと肝臓にしなきゃダメだよ、と教えてくれる。
私はそれまでお腹にばかりしていたからだ。
肝臓にしなければいけない理由、それは・・・
人間の免疫の半分以上を担うのが肝臓。肝臓の状態の良し悪しで免疫力が決まると言っても過言ではない。
ひまし油は腕が5本あり(脂肪酸の腕のこと)、熊手のように全身の老廃物を掻き取って体の外に出す働きがある。肝臓をキレイにするのが免疫力向上の最短経路、と教えてくれた。
それが出来るのは、ひまし油を「経皮で吸収」した場合のみ。
(飲んだら下剤にしかならないからね・・・)
肝臓の部分にひまし油湿布をすると、全身の老廃物を排出できるようになる。
という事だったのだ。
私は何故か昔から肝臓の調子があまりよくなくて(のちにその理由もわかった)、飛蚊症みたいな症状も少しあった。
(ちなみに飛蚊症は、肝臓が大元の原因なので眼科に行ってもどうなのかな、と教わったことがある)
それからは、肝臓にひまし油湿布をするようになった。
症状が重かったので、週に4日して3日休む。4回目の抗がん剤の時まではこのペースでやっていたと思う。
大切なのはお休みの期間を作ること。
ひまし油をしていない間に体が変わっていく、と言っていた。
そして、抗がん剤開始前の診察を受ける。
主人と父と一緒に話を聞いた。コロナ禍だったので二人しか許されなかった。いっぱいいてもしょうがないけど。
私は、子宮体癌のステージ4Bだったので、5年生存率20%くらいだったと思う。私は、その20%に入れば良いだけだ、きっといける。と思っていたが、父が、その低さに唖然としていたと思う。先生に、それを聞いていたので…。
心配かけて本当に申し訳なかった。
うちは幸い、夫も私もそれなりに知識があるので簡単に説明を受けて終わった。
TC療法という、古くから使われている抗がん剤で、副作用の事などもよく分かっており、今は幸い支持療法も確立されているので脱毛以外はそんなに心配がいらなかった。
遺伝子検査をして陽性だったら使える抗がん剤もあったが、検査はしたものの陰性で選択肢からは外れたので、もう名前すら覚えていない(笑)。
TC療法は、パクリタキセルとカルボプラチンを組み合わせて使う治療法だ。私も聞き覚えのある薬で、まさか自分が使うとは思ってなかった。
人生とは不思議なものである。
さぁ、抗がん剤。となれば、レメディも変わる。やる事も多少変わる。色々考える。
とにかく解毒をしなければいけない。
麻酔も抗生物質も山のように使った私の体内には、まだまだ薬物が残っている。
とにかく解毒だ、と2回目の術後から、デトックスのレメディを取り続けた。
抗がん剤の対策に良い、基本キットの中にあるレメディはないですか?と相談していたホメオパスに問い合わせる。
何せ、術後の退院から抗がん剤開始まで2日位しかなく、相談に行く時間も体力も気力もない。
教えてもらった手元にあるレメディをとにかく飲んだ。また、脱毛と化学療法の副作用に良いというレメディもたまたま見つけたので、それも取る。
それから、肝臓のデトックス、石油系毒素の排出をせねばならぬと言う事で、エッセンシャルオイルの力も借りることにした。
ヤングリヴィングのジュバクレンズ、ジュバフレックス、レモンの精油を持ち込み、投与前、投与後と負担がかかりそうな時にしっかり使った(足裏に塗布)。
抗がん剤となると、薬剤師も説明に来る。運良く女性の薬剤師だったので、あれこれ話して仲良くなってたくさん相談に乗ってもらった。有難い限りである。とはいえ、薬のことしか聞けないので、私にはあまり役に立たないのだけれど…。
そして、布良というオーガニック手紡ぎの布を買った。これは、とても不思議な布で、触るだけで癒しが起こる、たくさんの不調や病気も治してきた実績のある商品。腎臓結石も布良に寝るだけでなくなった人までいるのだ。自然の力はすごい。
この布良のブランケットと、フェイスタオルを使った。
抗がん剤投与時のベッドに敷き、上からもかける。
フェイスタオルには、整体活性化チップを縫い付け、抗がん剤が通る点滴のルートを挟むように腕に巻いた。
見えなければ看護師さんにもとやかく言われることはない。巻いている方が安心出来るから、このままにしておいてくださいと伝えて、取れてないかのチェックの時だけ外してみてもらった。
こういうのは、看護師さんと仲良くなっておくとあまり言われないんだと思う。コミュニケーションはいつだって大切だ。
私は1泊2日で投与を受けていたので、投与後すぐにはひまし油湿布は出来ず、投与後は、レメディをひたすらリピートし、精油を何度も足裏から体内に入れ続けた。
帰宅後は、片付けもそこそこに家族との話もそこそこに、すぐにひまし油湿布をする。ひまし油湿布のスケジュールに関係なく、投与後はすぐにやった方がいいし、やっても大丈夫。
これで、かなり肝臓の負担も少なかったと思うし、体の負担もずいぶん減らせたと思う。
整体にも定期的に通っていたお陰もあって、本当に抗がん剤投与中なの?と思われるくらい体調が良かった。
退院してきてお腹空いたなぁと投与後次の日にラーメンが食べられるくらい元気だった。
退院した次の日に学校のボランティアに行ったくらい元気だった。
整体の先生がゴッドハンドだったのも大きいと思う。
食欲は有り余っていたので、ラーメンでもすき焼きでも何でも食べられた。これは大きかったと思う。
抗がん剤治療中は、体力が落ちるため、食べないと抗がん剤に負けてしまう、という話も読んだことがある。一理あると思う。
とにかく解毒、解毒、解毒、早く体の外に薬を出す。それを心がけて過ごしていた。
すごいお茶も紹介してもらって、それも飲んでいた。本物の日本山人参のお茶だ。これは、普通に買えるもので本物はほとんどないんだそうだ。ヒュウガトウキで探すとあるんだけど、本物が滅多にないと言っていた。
どのくらいすごかったかと言うと。
実は、抗がん剤治療中に、家族がコロナ(COVID)にかかった。おそらく、うちにたまたま来た従姉妹の置き土産のようだが、はっきりわからないし、わからない方がいい。
手伝いに来てくれていた義母が熱がある、と近所の発熱外来を受診したら陽性だった。義母と買い物に出かけた夫も2日後に陽性。
一番の原因ぽいと思われた従姉妹と接触時間が一番長かった私と、私と一緒に山人参のお茶を飲んでいた子どもだけが発症しなかった。従姉妹もその後、陽性になっていた。山人参おそるべし、である。流石は薩摩藩門外不出の秘薬だっただけはある。
コロナに罹らなかったのはいいが、体調があまり良くない中で一週間も子どもと2人で生きていかないといけないのがかなりこたえた。体力仕事は出来ないので、最後には皿洗いもキツくなり、紙コップ紙皿で使い捨てで生きた。何とかなるもんである。
その後、途中経過のCTを撮ったが、腫瘍部分は小さくなっているようだったが、腸に結節が出現したと言われた。が、突然出たので転移とは言い難く、一回の検査では何とも言えないそうだった。たまにこう言うことがあり、だいたい何でもなかったということの方が多いかな、と言っていた。
整体の先生は、ひまし油が大掃除中って感じかもね〜と言ってくれたので幾分か不安な気持ちが和らいだ。まぁ最後のCTを待つしかないね。
そして、整体の先生が、ケイシー療法に面白い抗がん治療があるんだよ、と教えてくれた。
フラーレンという、炭素の炭を飲んで、緑色のガラスを通した光を背中に当てるとがん細胞が燃えるんだよー、と言う。面白い。
すごいものがあるんだな。この地球で起きる出来事は、解決策も必ず用意されてるんだ、と思った。
ただ、その炭素灰が手に入らないし、その板は誰かに貸したままになってる気がする〜と、その時は出来なかった。関東と大阪にはやってくれるクリニックあるらしいけどね。との事だった。
抗がん剤治療を受けている途中に、家の事情で異動願いを出していた夫の申し出が叶い、引っ越すことになった。
投与の合間を縫って物件を見に行き、引っ越した。ものすごくキツかった。
整体を受けられなくなったのが一番辛かった。不調を調整してくれる人がいなくなるからだ。
もちろん、ひまし油やチップ、精油は使ったが、物理的な手当てがあるのとないのとでは大違いだった。引っ越しの疲れももちろんあり、新しい病院にも慣れないので、最後の2回はただひたすら耐えていた感じだった。
そんな感じで、とにかく予定していた6回が終わり、少し経ったらCT撮りましょうという予定だったのだが。
ある日、ものすごい腹痛でどうにもならなくなって入院。引っ越し前にも2回あったのだけど、原因不明で何も出来なかったのだ。
今回も当直医が腸閉塞とありえない診断をつけ(笑)、ひとまずCTを撮り、入院して読影結果を待った。帝王切開のオペ前でいっぱいいっぱいだったんだと思う。医者だって人間だ。
結果は…正中弓状靭帯圧迫症候群という、やたらと長い上に小難しい名前の症状だった。
癌とは無関係で、先天的な障害だった。腹腔動脈を押さえている靭帯が正しい場所についておらず、動脈の首を軽く締めた状態になっている、と。
だから、血がたくさん必要になると腹痛が起きるケースがあるらしい。
特に、長い治療でバランスを崩していた事もあり、腹痛が起きたと考えられると言われた。
腹腔動脈は、肝臓や胃腸などの消化器に血を送っている。だから、肝臓も調子悪い感じだったし、しょっちゅう逆流性食道炎みたいな症状が出てたんだ。と納得の結果。
さすが、読影医の腕がいいと違うんだな、と思って、少しの入院で有難くゆったりさせてもらった。
新しい病院での入院は初めてで、景色が良くてなんかよかった。
新しい病院は、抗がん剤投与は外来で日帰りだったから、この時が入院が初めてだったのだ。
さて、この入院時にCTを撮ったのでついでに癌の部分も診てもらった。
結果は晴れて画像に見える癌は消滅し、腸の結節も消え、治療終了となった。
同じ病気でもどの病院とどの医師とご縁が繋がるかで結果は変わってくる。それは、たくさんの他の患者さんと話す中で見えてきた事実だった。
約一年、よくよく病院に通った日々も終了となった。
支えてくれた家族やたくさんの人に感謝だった。
お金も思ったほどかからずに済んだのは、日本の国民皆保険や会社の保険制度のお陰だ。有り難かった。
「あなたと健康」という月刊誌にもとても支えられた。あなたと健康には、病気の方がたくさんお見えになって、自然に沿った生き方をする事で病気と縁が切れるのだけれど…、この考え方はとても大切だと思う。
月刊誌には、癌は治療で無くなっても、癌体質は10年は残るから、油断するなと伝えてくれる。
つづく・・・
*この記事の中で私が行った治療のサポート*
①オステオパシー整体
ケイシー療法では、さまざまな病気にオステオパシーの手法が勧められる。背骨の位置がおかしかったりスムーズに動かないだけでも病気や障害が起きる事も多く、小さな子どもの身体的障害や脳機能障害には最もよく勧められている印象がある。うまい先生を探すのがなかなか難しい。
②ホメオパシーレメディ
ホメオパシーという代替療法で使われる砂糖玉やチンクチャー。ホメオパスに見立ててもらうか、自分で勉強して使います。レメディは、ネットで買えますが、販売元は、薬機法の関係でレメディの相談には乗る事が出来ません。
③ヤングリヴィングの精油
ブレンドオイルは唯一無二の商品。
力の強い精油で、植物の種から管理している安心して使えるメーカー。
ジュバクレンズは肝臓の掃除、ジュバフレックスは肝臓の活性化、レモンは石油系の化学物質を溶かして体外に排出してくれる作用があります。
メディカルグレード以外の精油では絶対真似してはいけない。逆効果になる。
ヤングリヴィングは会員制のネットワークビジネス。メンバーになって購入するか、メンバーの方に買い方を紹介してもらって自分で購入も出来る。メルカリなどでも中古で販売していることもある。
④ひまし油湿布
ケイシー療法といえばひまし油湿布というくらい、知られた治療法。ひまの油をフランネルの布に染み込ませ、肝臓や患部に当て「ヒーターで温める」ことで体に経皮吸収させる。体内に経皮吸収で入ったひまし油が体の中を大掃除してくれる手当法。ひまし油は分子が巨大なため、温めないと吸収されない。
エドガーケイシー療法の全て1に解説されています。
⑤生体活性化チップ
横浜癒しの体験ハウスで販売されている不思議な商品。抗がん剤に使ったのは私が初めてなので、こういう使用例の問い合わせは対応してくれない可能性あり。悪い作用を消し、良い作用は増幅する、こういうものを理解するセンスがないと信じられない商品。商品が人を選ぶという不思議なアイテム。
⑥布良 ふら
とても気持ちの良いオーガニックコットン。
生きていて、洗剤で洗うと死んじゃうと言われるくらい不思議な布。本当に触るだけで癒される。
ペットの方が敏感でよく分かるみたいです。
自己治癒力を上げる力がある。
こちらも会員制で買い物をします。東京にショールームあり。
⑦日本山人参(ヒュウガトウキ)のお茶
本物を仕入れている友人から直接購入。不味いという人が大半です。漢方薬のすごく苦いやつ!みたいな味のするお茶。でもそのパワーは予想以上。ネットで売ってるものの中から本物を探すのは至難の業だそう。
⑧フラーレンフォトセラピー
フラーレンと呼ばれる構造をした炭素灰を飲んで赤外線ストーブや紫外線美顔器を特定の場所に照射して癌細胞にお亡くなりになって頂く方法。フラーレンを入手出来る場所が限られる。
エドガーケイシーセンターに問い合わせると最寄りのクリニックを教えてもらえると思う。検索しても出てくる。
作用機序などの説明は、エドガーケイシー療法のすべて2に記載されている。