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トースターを覗く幸せ

先日、「舞妓さんちのまかないさん」という漫画を読んでいました。
青森から友達同士で舞妓さんになるべく上京(京都)した2人の置屋でのお話。
一人は、ものすごく努力家で向上心の強いかわいい女の子。もう一人はその子の子供の頃からのファンで、お料理を含め家事が得意な子。

舞妓さんになるべく練習をするのだけど、一人はメキメキ上手くなるけど、もう一人は全然上達せず、もう田舎に帰りなさいと言い渡された時に。
2人の住む置屋で賄いを作るおばちゃんが倒れてしまい、そこから田舎に帰るはずだった女の子はまかないを作ることになった、というお話し。
華やかな花街で暮らす舞妓さん達の普段の食事を覗く物語です。

青森出身の女の子なので、青森の郷土料理もちらほらと出てくるのが楽しいところです。

明日から泊まりでお出かけなのに、りんごが半分だけあった昨夜。
そういえば、りんごのおやつが載ってたなぁと作ってみることに。
本当は、丸のまんまのりんごの芯をスプーンでくり抜くんだけど、半分しかなかったから半分の芯を抜いて穴を開ける。
丸のままのりんごに穴を開ける時は、貫通しないように途中までで止めておきます。
穴を開けたところにおこっぺバターと粗製糖をふりかけてトースターへ。
半分なので、グラタン皿に乗せて。
丸のままの時は、ホイルで包むと焦げずに出来るそうです。

しばらくするとグツグツと溶けたバターとお砂糖が混ざり合ってきて、美味しそうな香りも漂ってきて、なんとも幸せなひととき。
トースターだからこそ、このグツグツがあるんだよねぇ。グラタンでも、チーズがグツグツして焦げていく様子を観察するの大好き。
何かが美味しそうに変わっていく様子は家で過ごす中でも幸せな瞬間。

本当は、20〜30分焼くのだけれど、15分くらいで取り出して頂く。
溶けたバターにお砂糖、温かいりんご。
もう幸せな美味しさだよね。
シャリシャリ感がまだ残っていてこれはこれで美味しかった。
くたっとなるまで加熱するのが本来のレシピであろう。それもそれで幸せな美味しさだ。
レーズンやシナモンを合わせてもきっと美味しい。
次回はまん丸のりんごで、くたっとなるまでやってみたいなぁ。

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