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11.16 口癖と説教と宝くじ

 今日職場の人(55-60歳ぐらい)が「動作の度によっこいしょ、と言ってしまう」と言っているのを聞いた(盗み聞き)。そのまま盗み聞いていたら「でもそういや、良いことないかな、って言わなくなったな」とも言っていた。「もう良いことなんてなくても良い」らしい。えええ。マジか。それが良いことなのか悪いことなのかはわからないけれど、楽そうではある。
 「なんか良いことないかな〜」は現役バリバリの私の口癖である。ここでいう「良いこと」は「買っていない宝くじ(1000万円以上、できりゃ1億以上)が自分に当たる」みたいなことである。というかほぼそれである。
 少し前まですごく仲の良かった男の子がいた。その子は私のこの口癖が物凄く嫌いだった。「何もしていないのに良いことなんて起こるわけない。甘ったれているし良いことを望むなら何かしろ。虫が良すぎる」みたいな感じのことを言っていた。結構本気で怒っていた。怒られるのは嫌だったし面倒くさかったけれど、口癖がやめれるわけでもないので「ビッグな棚からぼたもちってことじゃん」「じゃあ今年は宝くじ買うよ」とか言ってかわしていた。
 しかしまぁなんであんなに怒っていたのだろう。そんなに怒ることか?買っていない宝くじが自分に当たるに越したことなくないか?私が買っていない宝くじが当たらないことに怒って癇癪を起こして大あばれなどしたなら話は別だが、ただなんとなくボヤいているだけである。ボヤく程度の「良いこと」ってそういう適当で無責任な「良いこと」に決まってるじゃないか。口癖の「良いことないかな〜」が「行動or努力してそれに見合う結果をつかみ取れないかな〜」なわけなくないか?!
 まぁでも1年ぐらい仲良くしてくれたその子への感謝の意として今年は宝くじを買ってみようとは思っている。思っているだけだから多分買わない。

宝くじといえばオッドタクシーの今井
(でも現実に一等10億の宝くじなんてない気がする)

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