今日の読書
ザイム真理教
145~158
官僚バイアス
少子化対策は必要なのだが、問題はいま検討されている出産・子育て対策は、ほとんど効果を持たないだろう。
いまの深刻な少子化は、非婚化が原因で発生している。正確に言うと、結婚しないのではなく、結婚できないのだ。
政策を考えるキャリア官僚は、省内結婚をして、パワーカップルになっていることが多い。彼らは、自分たちの子育てに何をしてくれたら嬉しいか考える。
財政の問題、財政的に負担が大きいのは、高齢者のほかに子ども。財政的に一番負担の小さい社会は、子育て期間に家にいる女性を全員労働市場に引っ張り出して、税金と社会保険料を払ってもらうようにすることが、財政収支改善に一番役立つ。
大手新聞社とザイム真理教の関係
大手新聞社は東京都心の一等地に立地している。時価の数分の一で取得して、事実上、財務省から大手新聞社に莫大な補助金が投入されたのと同じ。
新聞は軽減税率の対象だが、生活必需品であるはずの、電気やガス、水道は軽減税率の対象になっていない。
富裕層というサポーター
社会保険料の年間所得50億~100億円の階層の負担率は、年間所得200万~250万円という庶民よりも低い。
公的年金制度自体が所得再分配の機能を持っているから、所得の低い人は払った以上にもらうことができるが、高所得者になるほど払った分が戻る率が減る。
少子化対策のところは概ね同意する。
出生率が低いのであれば、出生率を上げる対策を取るべき。
ただ、確かに2人産まれている家庭に、3人目を考えると、育児にフォーカスがいくのはわかる。
だから、0人と3人以上に目を向けて対策取れば良くないかと思うけど、浅い考えならすみません。
50億円以上の富裕層ってどれくらいいるんだろうね。あまり税金で取りすぎるとお金を稼ぐ意味を考えさせられる。
年収どうのこうのより、そもそも低所得をなくさないといけないんじゃないかな。それは稼いでいる人からは降りてこないよ。