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今日の読書

職場で傷つく
143〜171

何が問題か?
問題その1 歯止めのきかない能力主義が、「傷つき」を認めない
個人の「傷つき」は〈組織の問題〉です。
個人の能力の問題にしてしまうと、なぜ人はこうも「傷つく」のか。
1 断定
2 他者比較
3 序列化
問題その2 で、どうする?現場に応えていない
第3章 「能力主義」の壁を越える
次の3点が、企業の変革、思考のトランスフォーメーション、ひいては社会に不可欠と考えます。
1 あなたも私も、揺れ動いている
2 「能力」を上げるのではなく「機能」を持ち寄る
3 試行錯誤すべきは「組み合わせ」
「能力」とは刻々と変化する「状態」である
事案は、「被害者・加害者」のような二項対立的な図式で語られがちかもしれませんが、「正しい・間違っている」でもなければ、「良い・悪い」でも語り尽くせないのです。ただただ、ある状況で、お互いに見えている世界・認識が違う、ということです。
本書は、耳に心地のよいことばかり言って、問題の矮小化をつづける限り、「職場で傷つく」ことを本質的に解きほぐせないとないと考えるため、「正しいのは誰か?」という問いは、忘れてください。
今は状況・場の歯車が噛み合っていない「状態」に陥っているのだな。さてこの歯車を、どう噛み合わせていこうかな?ちょっと考えてみようっと。これが、職場のいざこざを紐解く第一歩になります。

人を憎まず、仕組みを憎めという話に感じかな。そういうアドバイスみたいな本もいくつか読んだ気がする。だいたい事が起きてからこの思考になるから、傷つきが起きたタイミングでこれを持っていけるかが大事ですね。自分も傷ついている部分あるかな?

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