【OCGデッキ紹介】サクラキョクシンオー【極星/極神】
「ハイッ!!!!サクラキョクシンオーですッ!!!!」
「キョクシン!!キョクシーン!!!!」
○構築に至る経緯
日々、歴戦のデュエリストたちによって次々と生み出される魅力的なデッキの数々。その眩しすぎる存在の前に筆者“ピンクは狂乱”の心は激しく乱れていた。
ピンクは狂乱「俺だってあんな風にデッキを組みてぇよ……!!」
???「お困りですか!?」
ピンクは狂乱「あ……あなたは……!!」
「勝負服ワキ魅せドチャクソスケベポーズ高笑い大明神先輩!!!!」
※この構築記事は『ウマ娘 プリティダービー』とは一切関係ありません。
○キョクシン的レシピ
○キョクシン的最終盤面
このデッキは2ターンかけて下の画像のような最終盤面を完成させることに特化しています。誘発喰らったら潔く負けましょう。
※《双穹の騎士アストラム》のみ上振れ要素です
この盤面で出来ることは以下の通りです。
・《転生炎獣の意志》でサンライトウルフを蘇生し、《聖天樹の大母神》で射出できる。
一度リンク召喚した《サンライト・ウルフ》は《意志》で蘇生ができるため、一ターンに一度、対象を取らない《ゴッドバード・アタック》によって場を荒らすことが可能です。状況によってはリンク4の《アストラム》を射出するのもアリでしょう。イケメンの血を根絶やしにしろ。
・蘇生した《サンライト・ウルフ》を《聖蔓の剣士》に変換できる。
初動の展開として使用する《聖蔓の交配》の効果によって、リンクモンスターをコストに植物族を効果を無効にして蘇生できます。これにより、《聖種の地霊》を蘇生し、攻撃力4000の《聖蔓の剣士》をリンク召喚ができます。なに容易くオーディンと同じ火力出してんねんテメェコラ葉っぱ風情がよ。
・《聖天樹の開花》で妨害&《大母神》が超火力を得られる。
《大母神》リンク召喚時に必ず手札に加えられるこのカードで相手の妨害をしながら、通常はステータスの都合でバトルに参加できない《大母神》が《オーディン》《アストラム》場合によっては《剣士》の攻撃力を吸収し、超火力を得ることができます。ううん……オーディンより、ずっとつよい!!
○キョクシン的初動札解説
初動札として確定でほしいのは
①星4以下サイバース族を場に出すカード
②《聖種の地霊》を場に出すカード
最初は必ず《聖天樹の幼精》+《リンク・ディヴォーティー》からスタートするので上記の条件を同時に満たすカードが必須です。
③《捕食植物オフリス・スコーピオ》のコストにするモンスター
道中でオーディンを出力する手段なので必須。
また、《アストラム》を場に出す手段として
④《聖域》以外の《転生炎獣》カード
これらが初手にあれば前述の最終盤面を完全再現できます。意外と多いなオイ。
以下、一枚ずつ解説していきます。(名前の横の数字は上記条件の対応する番号)
・《ドラコネット》(①+②)
条件①と②を同時にこなす最強初動。こいつ+《転生炎獣》なら完璧。意地でも引け。
・《サイバネット・マイニング》(①+②+③)
まあまあ強い。手札が減ってしまうのが難あり。《転生炎獣》と共に引けたら最強。使う場合はモンスターを捨てすぎないように注意!
・《予想GUY》(①+②)
安心感のある一枚。《聖種》か《プロトロン》の足りない方を呼び出そう。
・《ワン・フォー・ワン》(①or②or③)
手札コストの制約がキツイので実はあんまり強くない。使う場合は《聖種》《プロトロン》《転生炎獣モル》が初動では対象になるが、足りないカードが発生しないように要注意!
デュエル後半なら《カクリヨノチザクラ》で盤面補助できるのでウマ味。
・《ワンチャン!?》(①or②or③)
あんまり強くないけど場合によっては上振れ要素になりうる。後述の《セラフィ》の追加召喚権でデメリット回避できるのは見過ごせない。使い心地は《ワン・フォー・ワン》と似ているかも。
・《パラレルエクシード》(①)
使い方がちょっと難しい。盤面のカード配置管理がクッソ大事なこのデッキで不用意に盤面を埋めてしまうので、場合によってはデッキからリクルートする②の効果を使わない場合もある。あくまでレベル4以下のサイバースとして運用する前提で!
・《転生炎獣ガゼル》(①+③)
割と最強。《ドラコネット》や《予想GUY》などと共に初手に合ったら絶頂すら覚える。上振れ要員。
○キョクシン的ルート解説
基本となる《ドラコネット》からのスタートです。召喚した際の効果で《聖種》をリクルートし、《幼精》をリンク召喚します。その効果で更にデッキから永続魔法《聖蔓の交配》を手札に加えます。
《ドラコネット》を素材に《リンク・ディヴォ―ティー》をリンク召喚します。これで相互リンク状態になりますので、《交配》を使って《ディヴォ―ティ―》をリリースすれば《ディヴォ―ティー》の効果でリンクトークン二体を作りながら墓地の《聖種》を蘇生できます。
トークンはサイバース族・レベル4です。代役として私も愛用している《Our Market Research Shows That Players Like Really Long Card Names So We Made this Card to Have the Absolute Longest Card Name Ever Elemental》にご登場いただきましょう。トークンの配置は必ず画像の位置でなければなりません。
植物族の《聖種》と《幼精》で《アロマセラフィ-ジャスミン》をリンク召喚します。その後、トークン一体で《転生炎獣アルミラージ》をリンク召喚し、《聖域》をサーチ。もう片方のトークンは《ジャスミン》の効果でリリースして《オフリス・スコーピオ》をリクルート。その効果で手札のモンスター(今回は《極星天ヴァルキュリア》)を捨ててデッキから《ダーリング・コブラ》を更にリクルート。続けてその効果で《ブリリアント・フュージョン》を手札に加えます。
《ジャスミン》と《ベイルリンクス》でリンク2《クロシープ》をリンク召喚。星3の《オフリス》と《ダーリング》を使ってランク3の《転生炎獣ミラージュ・スタリオ》をエクシーズ召喚。クロシープのリンク先はこの後二箇所とも使うので絶対に《スタリオ》で埋めてはいけません。
サーチした《ブリリアント・フュージョン》でデッキの光属性《極星天ヴァルキュリア》と《ジェムナイト・ラズリー》を墓地に送り、《ジェムナイト・セラフィ》を《クロシープ》のリンク先に融合召喚。《クロシープ》の効果で《極星天ヴァルキュリア》を蘇生し、《ラズリー》の効果で《聖種》を手札に加えます。またこの動きかよと思ったやつ。そうだよ。
《スタリオ》の効果で《ガゼル》をデッキから特殊召喚し、その効果で《意志》を墓地へ送ります。この際、《意志》を既にドローしていたり、《マイニング》等でコストにした場合は《スピニー》を落としましょう。スピニーもなければ《モル》でもいいですし、逆に《ガゼル》を握っていたなら《スピニー》をリクルートして、この後の《サンライト・ウルフ》のリンク召喚時に自身の効果で場に出すこともできます。
《ガゼル》と《スタリオ》で《サンライト・ウルフ》をリンク召喚。《聖域》を発動し、《サンライト・ウルフ》を転生リンク召喚することで、墓地の《意志》を回収します。
ここから上振れた場合だけの《アストラム》ルート。《セラフィ》の永続効果で増えた召喚権で《聖種》を召喚。ついでに《スピニー》を自身の効果で特殊召喚しましょう。
星5《セラフィ》+星3《スピニー》+星2チューナー《ヴァルキュリア》で《フルール・ド・バ……《極神聖帝オーディン》をシンクロ召喚!
《意志》で《ガゼル》を蘇生し、《I:Pマスカレーナ》をリンク召喚。ここで一度ターンを相手に渡します。
《マスカレーナ》の効果で相手ターン中に《サンライト・ウルフ》を使って《アストラム》をリンク召喚。これにより、脆弱な《クロシープ》や《オーディン》を攻撃から守ることができます。
次の自分のターンで《意志》によって《サンライト・ウルフ》を蘇生し、《クロシープ》と共に《大母神》をリンク召喚。その効果で《開花》をサーチし、セットします。
さて、ようやく最終盤面が完成しました!! 『できるかボケ』って思ったみんな、正解だ。んなこと百も承知で回すんだよ!!!!(逆ギレ)
しかし無理っぽく見えて、《ドラコネット》+《ガゼル》《スピニー》《意志》の内どれか一枚+コストのモンスターという手札になるだけで、配置・手順さえ間違えなければ(妨害を受けなければ)この盤面は容易く完成します。一度完成させてしまえばモンスター効果による突破は《開花》の存在もあって非常に困難で、全体破壊効果で突破しようにも《アストラム(マスカレーナ使用)》《大母神》は効果で破壊されず、《オーディン》は自己再生能力を持っていますので、見た目以上にかなり強固です。
こちらから攻める際は《意志》《大母神》の組み合わせによるバック除去能力で妨害に強く、高打点のモンスターでも特殊召喚モンスター相手なら《アストラム》は際限なく打点が上昇し、と《開花》の効果で《大母神》は最低でも攻撃力7000まで上昇します。
○その他カードのキョクシン的採用理由
《プロトロン》
《予想GUY》《ワン・フォー・ワン》《ワンチャン!?》要員。
《ローンファイア・ブロッサム》
最初にサイバースを出力した場合、召喚権を使って《聖種》をリクルートする。一応《サンライト・ウルフ》になれるし、星3なので《オーディン》の素材になれるのもポイント。
《にん人》
申し訳程度のウマ娘要素(小声)
《貪欲な壺》
貴重なリソース回復手段。エクストラデッキの消費が激しいので素引きできれば使う機会は多い。
《警衛バイケイドベルグ》
リソース回復手段その二。《意志》《交配》を破壊されてしまったらこれで建て直す。リンクモンスターなので《大母神》で射出してしまっても良い。
○キョクシン的弱点と反省点
言うまでもなくルート上のどこに妨害を撃たれてもこのデッキはリカバリーがほぼ効きません。運要素のウェイトも強く、現在の構築では《ダーリング》《ラズリー》《ヴァルキュリア》の内どれか一種類でも二枚以上手札に来てしまえば上記のルートは全て崩壊します。
また、《オーディン》を使う理由も、同条件でシンクロ召喚できる中で《大母神》に最大打点を与えられることしか理由付けができていません。現在では強力な汎用星10シンクロが増えたため、オーディンに限らず極神に厳しい時代です。
十分すぎる打点に加えて破壊効果・妨害効果・蘇生効果まで持つ。
強力な耐性に加え、デバフ・除外効果持ち。
しかし、それでも極神にしかない強みや、なにより“楽しさ”を追求していきたいものです。特にこのデッキは、展開ルートの難しさはもちろん、盤面完成後の動きの選択が何より楽しいデッキであると自負しています。勝敗を争うゲームなのだから強さは大事かもしれませんが、ゲームなのだから遊び倒せなきゃ損ってもんです。
○キョクシン模範アンサー!!
Q.オーディンって《極神聖帝》であって、《極神皇(キョクシンオー)》じゃなくね?
A.