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茶道 何も分からんがチョットワカルになるまで #1 問答のキャッチボールと語彙力

お茶には様々なお道具がある。
亭主はただお道具を出せば良いわけではなく、
客はただお道具を拝見すれば良いわけではなく、
亭主と正客はお道具について質の良い問答をする必要がある。

特に、「○○飾り」という特別なお点前は、
問答のために行っているといっても過言では無い。
なぜ、「○○飾り」をしているのか。
わざわざ飾っているということは、特別に見て欲しいお道具があるということなので、
その意義を必ずお尋ねように先生は仰っていた。
この時、予測がつくならそのお道具を指してお尋ねしても良いが、
分からないなら率直に「なぜ○○飾りをされたのですか?」という言い回しでも良いとのことだった。
茶筅飾りはお茶を点てるが、茶杓飾りや壺飾りは問答のみなので、
とにかく亭主と正客の会話が大事なのだろうなと思うお点前であった。

しかし、お道具について「これはなんですか?」「この掛け軸はなんと読みますか?」というようなWhatだけを問うような聞き方では会話が一往復で終わってつまらない。
例えば、掛け軸であれば、
  客 <掛け軸の意味を聞く
  亭主 <掛け軸の意味を答える
  亭主 <こういう意味だからこういう場でのお茶席に合うと思った
  客 <ええやん😊

このように会話のキャッチボールを続けることが大事なので、Whyを問うと良い。
ちゃんとストーリーを立てて、どんなことを聞かれるかシミュレーションするようにと仰っていた(要求がもうハイレベルすぎるが)

それと、正客をされている先輩方の悩みはやはり「語彙力」のようだった。
問答を聞いていて頻出ワードは以下?

  • (お釜に対して)たっぷりとしていて

  • (茶碗とか茶杓に対して)使いやすそうな

  • 季節に合った(汎用性高そう?)

私も全く人のことは言えないが、
まぁ苦労して捻り出しているんだろうなというオーラはひしひしと感じる…

何か良い言い回しがあれば教えてください。





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