No.49 続-バドジズデジドダ~♪/ラッパと娘etc.
いよいよスズ子がレッスンに入りましたね。
今日の28話からはじめて面白くなってきました。
なぜって私の本業が歌手だから、ミュージカルの世界にいたから
時代は違っても 私とオーバラップして見ていますね。
特に音楽そのものが具体的に描かれてきました!
はじめて歌う直前に
新しい楽譜が渡されます。
「昨日、福来くんの声聞いたら変更したくなってね」と?
ああ!こういうことってよくあるある・・と頷きながら見ていた私。
台本もリハの直前に新しいセリフや移動などの変更が知らされて
「なんやもう しっかり覚えたのに」と心で思うときもありました。
劇団四季の時は日常茶飯事で、本番直前にダンサーが一人いきなり解雇されたこともありました。そのための練習なんてやる時間はなく 場ミリ稽古だけで
本番で臨機応変にすべての穴を埋めたものです。
「ラッパと娘」(前記事に笠置シズ子さんの動画があります)を譜面通りにとりあえず歌ったあとで
キレイに美しく歌えてるけどもっと楽しく歌わなくちゃ「バドジズしなきゃ」なんてこと言われて
じゃあ、バドジズって何?と思ってもその答えはなく・・・
今ならば
模範となる曲を歌手に聞かせて教えるほうは「こんな感じにね、
ハネて歌うといいよ」と譜面に付点八分音符の連続を記譜し歌い方を
教えてあげるのが普通でしょうね。
私はそうやって生徒に教えています。
まあ、今後どういう展開になるのか楽しみにしています。
この女優さんが「D」の音を地声で張れるかどうかですね。
笠置さんはブギだとかブルースだとか形を知る前に
服部良一さんからのアドバイスを心で受け止めていったのでしょうか。
素直なんですねきっと。
教わっているのに反抗的な態度をとってスネたりすると損です。
私はまさにそのクチでしたのでずいぶん損したことになります。
それでも先生(故・重松岩男)が根気強く教えてくれたので今の私があります。だから私も出来ない生徒には根気強く教えていますね。(笑)
ところでこの曲は聞いているとなにかに似ています。
「セントルイス・ブルース」それを元に書かれたかも知れない曲「伊勢佐木町ブルース」等など。
そうマイナー・スケールのブルースなんですね。
ブルースコードだと12小節でしょうがブルースコードのバリエーション、
そしてシャウトしたりするところは完璧 バリエーションなんですよね。
それが歌なんです。
こんなこと考えながら前回の笠置シヅ子さんの歌う動画を見ていると
なんかムズムズしてきます。
一緒に歌ってみたらバッチリ 歌えました。
「D」はベルティングボイスの音の始まりで 出すと気持ちいいですよ。
ライオンキングの
ラフィキの「サークルオブライフ」の歌の中にも出てきますしね
(残念ながらこの作品には出演しておりません。)
しかし彼女のコピーではなくどこかカスタマイズしてみます。
いずれにしてもこの服部良一さんという偉大なかたは
ジャズ、ブルースの歌謡曲化をされたのですね。
素晴らしいかたですね。
私は他人がみたら、もう年なんだから・・と言われる年齢ですが
これから音楽的に新しいことをするべくあることに挑戦しています。
来年1月に発表になりますが 音楽家として歌手として先達の敷いたレールを走るのではなく新しいレールを敷き始めています。
明日の「ブギウギ」が楽しみですね。