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DgS登録販売者の役割を革新的に変える、新生堂薬局の健康台帳とは!?
健康台帳®は新生堂薬局とその子会社Newromics、およびマーケティングサービス企業MMIが共同で開発した、ヘルスケアの顧客台帳と商品台帳機能を兼備したデジタルカウンセリングツールである。新生堂薬局ではこのツールを使って、登録販売者の能力、モチベーションを開発し、新業態「ヘルスケアステーション®」への進化を目指す。
登録販売者制度は業界成長に貢献 半面、健康相談機能の停滞も招く
2009年改正薬事法により、一般用医薬品(OTC薬)販売の資格者である「登録販売者」が誕生する。それまで薬剤師しか販売できなかったOTC薬の指定第2類、第2類、第3類の販売が登録販売者により可能になった。
日本チェーンドラッグストア協会の調査によれば、登録販売者制度が発足した2009年のドラッグストア(DgS)の売上高は4兆4,430億円、店舗数は1万5,971店舗、2021年は売上高8兆5,408億円、店舗数2万1,725店舗、この12年間で売上高は1.9倍に、店舗数は1.36倍に拡大、医薬品の売れる店舗を高速で出店するという大手DgSの成長戦略を支えたのは登録販売者たちである。
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