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[殺虫剤・虫ケア特集]フマキラー 2024年戦略 | 「年間定番化」「高機能・高単価品」でカテゴリー強化
1,300億円を超える殺虫剤市場は前年比107%と成長傾向にあるが、1年を通すと2,000億円の実質価値があるといわれる。殺虫剤の「年間定番化」と「高機能・高単価品」で、カテゴリー全体の売上と利益を増やすフマキラーの殺虫剤戦略を紹介する。
(月刊マーチャンダイジング2024年5月号より転載)
殺虫剤市場の10月の前年比は「139%」
殺虫剤市場の変化の第1は販売期間が長期化している。以下の図表1は「殺虫剤のSRI(全国小売店パネル調査)週別推移」である。図表1を見ると2023年の25度前後の残暑は、お盆過ぎ~殺虫剤シーズンの晩期の10月末まで続いた。
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