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ドラッグストアの歴史を学び未来の「挑戦」に備えよう!
平成後期の15年間で2.6倍も市場が拡大した
月刊マーチャンダイジング2024年1月号では10月16日の月刊MD記念式典の際にビデオを上映したハックイシダ創業者(現ウエルシア薬局名誉顧問)の石田健二氏のインタビュー内容の詳細を掲載した(MD NEXTにも掲載予定です)。91歳という御高齢にもかかわらず、きわめて論理的な言葉で話していただいたことに感動を覚えました。
今月の視点では、25周年記念式典の際に「ドラッグストアの過去」について私が話した内容について紹介します。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言もあるように、ドラッグストアの挑戦の歴史を学ぶことは、未来の挑戦の参考になります。
月刊MDが創刊した1997年は、日本の小売業の総売上高が約147兆円とピークを迎えた年でした。その後、小売業の総売上高は右肩下がりに低下しています。つまり、ドラッグストアは日本の高度経済成長が終わった右肩下がり時代に奇跡的な大成長を遂げた業態なのです。
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