サンキュードラッグ/SOO 平野 健二氏インタビュー「調剤とOne to Oneマーケの強化が地域密着型DgSの価値を高める!」
※ボランタリーチェーン(VC)とは、資本の異なる企業が集まって共同仕入れや共同販促などを行うチェーンストアの一形態である。SOOはその定義には沿わないが、情報やマーケティングが重要になった現代の新たなVCの形と編集部は考える。
SOO加盟小売業の総年商は約8,000億円規模
─SOOの地域密着小売業の生き残り戦略について教えてください。
平野 SOO加盟企業のドラッグストア(DgS)は33社です。総店舗数は1,400店舗以上、調剤薬局の店舗数は併設型を含めて1,100店舗以上、総年商は約8,000億円のボランタリーチェーンです。
加盟企業のカードの総会員数は1,120万人いて、顧客ID付POSデータを加盟企業同士で統合しているので、1,120万のデータをSOOは持っていることになります。
ローカルチェーンが生き残るためには、ナショナルチェーンに規模で対抗するのではなく、地域の一人ひとりのお客様のことをより深く知らなければなりません。地域のお客様一人ひとりを深く知るためにID-POSデータを活用する必要がありました。
ただ、ローカルチェーンにはデジタルの人材が不足していたので、ID-POSデータを活用するための基盤を提供するためにSOOを立ち上げました。
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