〜田舎立地にローコストでサービスの質を落とさない店を〜レデイ薬局の無人レジ店舗 chopitto(チョピット)松山大学店の挑戦
20台のカメラとセンサーで商品登録を自動化する
2023年に建学100周年を迎えた松山大学は、愛媛県松山市の中心部に位置し、約5,000人の学生が学ぶ。その中心である文京キャンパスに、2024年10月1日、レデイ薬局は「chopitto松山大学店」を売場面積約15㎡で出店した。
店名のchopittoには、「ちょっとしたものを『ピッ』と精算、手軽に気軽に購入できる店舗になるように」という思いを込めた。あえてレデイ薬局が運営している雰囲気を出さず、ロゴや店内のあしらいなども新たにデザインをした。
特徴は無人レジ店舗であるという点。鉄柱で組んだやぐらの内部が店舗となっていて、それぞれの棚にアイテムごとに重量センサーが、やぐらの天井にカメラが設置されている。
このカメラとセンサーで、入店したお客と、そのお客が手に取ったアイテムを判別し、お客がレジ前に立つと自動で商品登録が行われる。会員登録や専用アプリは不要。授業前や休憩時間などの限られた時間に、スピーディーに買物ができる環境を提供する。決済については、電子マネー、クレジットカードなどのキャッシュレス決済のみとなっている。
この無人レジ店舗の仕組みは、TOUCH TO GO社(以下TTG社)の「TTG SENSE MICRO W」を採用したもの。天井には20台のカメラが設置されている。
TTG SENSE Wでは通常は入り口と出口、2つのゲートを設置するが、本店舗では入店しやすさを重視し、入り口のゲートは設置していない。
松山大学との連携協定を背景に出店
そもそもレデイ薬局は2023年7月に、学校法人松山大学と知的・人的資源などを有機的に活用し、地域社会、教育および文化の発展に寄与することを目的とした連携協定を締結している。
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