マンガデザインで日本を描く(32/47)・北海道①~広大なる北の大地編~
どうもどうも、吉良です。
昨日6月21日、日本女子大学の講義を終え、そのまま羽田空港に行って15時発ANA便で札幌に向かいました。
21、22、23日と北海道新聞社との様々な案件についての打ち合わせをおこない、それ次第では今後、北海道に行く機会も増えそうです。
まさにジャストタイミングで今回のマンガデザインで日本を描く特集は、「北海道」について取り上げていきます。
北海道はなんといっても広大なので、北の大地編(全体編)を皮切りに、道南編〜道央編〜道北編〜道東編と最低5回にわたり、大阪芸術大学の学生たちの全面デザイン協力で展開していきますので、お楽しみに。
これまで「沖縄県①」「沖縄県②」「新潟県」「石川県」「富山県」「京都府①」「青森県」「福井県」「秋田県」「福島県」「長崎県」「広島県」「愛媛県」「徳島県」「香川県」「熊本県」「大分県」「鳥取県」「山梨県」「山口県」「埼玉県」「島根県」「茨城県」「岩手県」「宮城県」「山形県」「奈良県①」「奈良県②」「和歌山県」「長野県」「三重県」「兵庫県」「鹿児島県」についてお話ししていますのでこちらも是非お楽しみください。
大学の講義で毎週、学生とのツーウェイコミュニケーションをする時に使用しているリアクションペーパーでいただいた「1番思い出に残っている旅は」と言う質問に対して僕は「仲間たちと行った北海道一周ドライブ」と即答します。
起点は横浜。そこから「マンガデザインで日本を描く・青森県」で書いたように僕の出生地青森県八戸市を通り、マグロで有名な大間港から最短の青函連絡フェリーで函館に入りました。
忘れかけた記憶を辿ってそこからの行程を振り返ってみます。
函館→大沼→ニセコ→定山渓→札幌→旭川→層雲峡→阿寒湖→弟子屈→屈斜路湖→摩周湖→斜里→知床→釧路→襟裳岬→新冠→日高→苫小牧→登別→洞爺湖→札幌→函館という旅程でした。
まったく予定は決めていなかったので、札幌と函館には二度、斜里のカニ族の家には長期滞在しました。
その後も大好きな北海道には何度も訪れています。
詳しくはこれからのシリーズで詳しく書いていきますのでお楽しみに。
北海道の特徴も見ていきましょう。
北海道は県庁所在地が札幌市、県土面積は7万8421平方キロメートルで、全国第1位の広さです。豪雪地域として有名で、さっぽろ雪まつりなどが開催されます。
人口約528万人(日本で8位)、土地面積が日本一で、国土のおよそ22%を占めます。その広大な土地を生かした農業や酪農がさかんで、かぼちゃ、たまねぎ、スイートコーンなどの多くの野菜の生産量や生乳生産量も日本一です。
県の地方新聞はあさひかわ新聞、釧路新聞、道北日報、十勝毎日新聞、苫小牧民報社、名寄新聞、函館新聞、北海道新聞、室蘭民報、日刊留萌新聞。テレビ局は札幌テレビ放送、北海道放送、北海道テレビ、北海道文化放送、テレビ北海道です。
有名な観光地・特産品は大通公園、札幌市時計台、サッポロビール博物館、白い恋人パーク、さっぽろ羊ヶ丘展望台、小樽運河、黄金岬、神威岬函館山、ファーム富田、支笏湖、旭山動物園、青の洞窟、豚丼、鮭のチャンチャン焼き、いももち、石狩鍋、ルイベ、ザンギ、松前漬、ジンギスカン、三平汁、ハスカップ、夕張メロンです。
大阪芸術大学の学生が描いた「北海道」を見ていきましょう。
【製作意図】
北海道の大きさを表現しました。三大都市を繋げてもすっぽり北海道に収まってしまいます。
【吉良式視点】
この視点凄いですね。一見距離に見えてしまうのですが、このデザインは3大都市がすっぽり入ってもまだまだ余るという面積を表現していることが明確にわかるともっともっと北海道の広さがわかりますね。
【製作意図】
北海道各地域の観光スポット・グルメ・体験などを描きました。北海道の地形に各地域の有名スポットを配置し、北海道の魅力がひと目でわかるイラストを制作したいと思いました。
【吉良式視点】
この地図を使って、僕の旅程をプロットしたくなりました。マンガデザインマッピング完璧です。北海道のロゴを地図に重ねずにレイアウトしたかったですね。
【製作意図】
北海道のイメージです。
【吉良式視点】
北海道の表紙に使えますね。学生の想起イメージが伝わってきます。やはり北海道といえば雪とクラーク博士とキタキツネですかね。
【製作意図】
北海道の生産率1位のもの(ジャガイモ・にんじん・大根・スイートコーン・かぼちゃ・ブロッコリー・アスパラガス・ヤマノイモ・牛乳・牛)を抜粋し、つめこんで描いてみました。ジャガイモのイメージはありましたが、大根は何だか予想外でした。
【吉良式視点】
北海道の食といえば魚介類やジンギスカンと思いがちですが、広大な土地での農業、酪農業のパワーはすごいですね。発想とデザインがマッチングしています。
【製作意図】
北海道の雪ではしゃぐカップル(観光客)をイメージして描きました。雪ではしゃぐ女の子を描いてみたかったです。また、光の感じに少しだけ挑戦しました。
【吉良式視点】
雪に負けない観光客の楽しげな姿がよく表現されています。光の入れ方いいですね。すごく好きな作品です。
次回は「北海道~道南編~」を紹介します。お楽しみに!