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持続可能な世界への責任③〜サステナビリティ・ソリューションへ〜企業のSDGs03(すべての人に健康と福祉を)

どうもどうも、吉良です。

大谷翔平選手のドジャースでのシーズンが3月20日から韓国で始まりました。対戦相手はパドレスで、開幕投手がダルビッシュ投手というのも楽しみでしたが、結果5-2で大谷選手が所属するドジャースが勝ちましたね。

ちなみに大谷選手は2安打1盗塁でした。21日のドジャースの先発は山本由伸投手。なんだか、メジャーリーグが日本のプロ野球を圧倒しそうです。

その、3月20日に僕の母が93歳の誕生日を迎えました。今年10月に97歳になる父と共に元気に2人で暮らしています。昨年1月に長年住み慣れた日吉から、僕の家族が住む東戸塚に引っ越してきて1年以上たちます。

その間、父の入院やらありましたが、僕の家族やたくさんの方々の助けを借りて無事に過ごしています。まさにSDGsの目標3(すべての人に健康と福祉を)の恩恵を僕の両親は受けています。

在宅でのインフルエンザワクチン接種や往診をしてもらい、健康の維持を支えてもらっています。具合が悪くなり救急搬送され入院した際の退院時には、介護タクシーで自宅に送ってもらいました。

少子高齢化の中での日本の高齢者対応は、限られた世界の中かもしれませんが、かなりできていると感じています。母の誕生日ということで、父にとっては久しぶりの車椅子外出をしました。孫やひ孫に囲まれた思い出深い誕生日になったかなと思っています。

今回の「持続可能な世界への責任〜サステナビリティ・ソリューションへ〜」で取り上げるのはオープニングトークでも触れた、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」です。

一部の人だけできていても、一部の国や地方だけができている状態でもダメで、すべての人や地球上のあらゆる地域を考えるととても難しい目標ですね。

SDGs3・すべての人に健康と福祉をについて詳しくはまず前回のシリーズの記事からご覧ください。

前回に引き続き、SDGs新シリーズの紹介動画を新しく制作しました。楽しくわかりやすくをコンセプトにマンガデザインモーションで創りました。

マンガデザインの解りやすさを感じていただけましたか?

では、今回の目標3「すべての人に健康と福祉を」についてです。この目標に関しては目標をきちんと理解することが非常に難しいですね。

まず「すべての人」という領域を把握することができるでしょうか?全世界のあらゆる人だとするなら目標実現は大変です。

健康」についても病気にならないことに対する予防(コロナやインフルエンザワクチンなど)と病気にかかってしまった患者さんに対する看護、看病など医療従事者の領域なども考えられます。

福祉」に対しても老人だけではなくあらゆる領域での福祉が求められます。

そのため、この目標3のサスティナブル・ソリューションはこの領域の広さをしっかり認知することだと考え、マンガデザイナーズラボでは「医療の未来」「企業の医療研究の価値」「医療従事者達の日々の努力」「子供達に向けたウイルス対策」「健康維持の為のフィットネス」など様々な領域のマンガデザインを描いてきました。

その一部をご紹介しますのでご覧ください。

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)からのご依頼で、「2040年の社会のイメージ(健康・医療編)」をマンガデザインしました。

病院、研究所、暮らし、身体の難しくなりがちな4テーマを解りやすくマンガデザインマッピングで表現しました。AI手術、再生医療、感染症センサーなどまさにこのSDGs目標3のあるべき姿を描きました。

次に、学研のマンガでよくわかるシリーズ「ウイルスのひみつ」の制作です。コロナ感染症が国内に蔓延し緊急事態宣言が発令され、エッセンシャルワーカーと称される人々だけが外出している状況の中、子どもたちに「手洗いの大切さ」を啓蒙するために制作しました。

マンガデザイナーズラボが社会性のある事柄への取り組みを世の中に知らしめる重要な作品になりました。文科省の推薦図書にも指定されました。下記からwebでご覧いただけます。

この「ウイルスのひみつ」やコロナワクチン等の効果以上にコロナウイルスの感染力は凄まじく、コロナウイルスは世界中にパンデミックを引き起こし、医療従事者をエッセンシャルワーカーと呼ぶことが世界中の流行にもなりました。

日本においても同様で、日本中の医療従事者の命をかけた戦いが続きました。昨年度から5類に移行されましたが、まだまだ感染力は衰えていないと感じているのは僕だけではないと思います。

このコロナ感染症蔓延の状況下、「コロナ患者を1件も断らなかった病院がある」というニュースを全国放送で耳にしました。その病院が今マンガデザイナーズラボが「雲外蒼天」のテーマでシリーズで描いている『徳洲会湘南鎌倉総合病院』です。

そのシリーズ1作目「見えないウイルスと戦う感染対策室編」でコロナウイルスに一丸となって立ち向かう姿をマンガデザインしているのでご覧ください。

このシリーズは院内広報戦略として展開してすでに、現在17回目を描いています。まさにモチベーションアップ企画のひとつになっています。

その他、マンガデザイナーズラボでは、健康維持のための予防企画「健康器具家族」「マンガdeわかるウェルネスライフ」などを手掛けました。

マンガデザイナーズラボの作品紹介は、ここまでにして、学生たちが取り上げた企業2社のSDGs3「すべての人に健康と福祉を」に対する取り組みを紹介してゆきます。

学生たちにとってもこの目標3は領域の把握が難しいらしく、作品数が少なかったです。病院の外向けの広告が規制されていることも、その要因のひとつかもしれませんね。

さて、1つ目は住友化学株式会社の「オリセット®ネット」です。

僕もまったく知らなかった住友化学のCSR施策「オリセット®️ネット」について、まずは住友化学のHPの説明をお読みください。

住友に流れるDNA それは社会貢献

住友の事業精神の特徴を表す言葉「自利利他公私一如」。
これは、「住友の事業は自社の発展のみではなく、社会にも貢献するものでなければならない」という意味で、CSR(企業の社会的責任)の基本的な考え方と相通ずるものです。
また、私たち住友化学は「CSRとは、単なるチャリティー(慈善活動)ではなく、会社の事業活動を通じて豊かな社会の実現に貢献すること」だと考えています。その一つの例がマラリア予防のために開発した蚊帳「オリセット®ネット」による支援です。子どもたちの未来のために、この取り組みが少しでも役立つことを願っています。
マラリア撲滅のために一企業としてできることがあるはず。その答えが「オリセット®ネット」です。

住友化学株式会社HPより引用

学生の制作意図、そしてわかりやすいマンガデザイン作品をご覧ください。

(大阪芸術大学 美術学科 大西優さん)

【製作意図】
住友化学のオリセット®ネットを描きました。
マラリアによって世界では2分に1人の命が奪われています。そんな現状に立ち向かう取り組みを楽しくマンガにしました。

2つ目は、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)の「熱中症対策×ICT」の取り組みです。

SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」とも熱中症対策は関係が深いですね。地球温暖化によって日本の平均気温は上昇し、日本独特の四季がなくなり夏と冬の二季になりつつあるという人もいます。

いままでの熱中症対策と言えば「水分補給」。僕もサッカーの指導しているときは、常に水分補給を促していました。それでも、具合が悪くなったときは、しっかり対処する方法を考えるという、事後処理対策が中心でした。

この状況を、事前に予防する施策がNTT西日本の「熱中症対策×ICT」。熱中症の見える化、良いですね。

(大阪芸術大学 デザイン学科 嶋田奈千さん)

【製作意図】
NTT西日本の熱中症対策×ICTを描きました。
年々暑さがひどくなっていくなかで「視える化」でわかりやすく、熱中症対策ができることは良いなと思い選びました。

最後にSDGsと大阪・関西万博を絡めた作品をご覧ください。

(大阪芸術大学 デザイン学科 冨士七瀬さん)

新シリーズの『持続可能な世界への責任〜サステナビリティ・ソリューションへ〜企業のSDGs03(すべての人に健康と福祉を)』いかがでしたでしょうか?

今回のテーマは少々難解でしたね。だからこそ、わかりやすいデザインを活用してしっかり理解することが大切ですね。

次回も楽しみにしてください。
わかりやすいマンガデザインで企業のSDGsを学びましょう!

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吉良俊彦(マンガデザイナーズラボ代表)
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