温室 54 ナギ 2014年12月11日 18:13 透明な螺旋の中を落ちていく押し殺された悲鳴 生命の息づくおと蔓延る蔦は心臓を鷲掴みにしてああ、ここは見捨てられた廃園だ逆さまに逆しまに漂うように落ちていく星を紡いでいたその指先はもうここにはない静かに揺蕩う水 心臓の蔦は花を咲かせてさようなら、呟いた声は水面を揺らして消えた過去詩発掘 #詩 ダウンロード copy #詩 54