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ナギ
2014年8月28日 12:59
きらきらと、きらきらと、ひかる視界ひかる世界十重二十重に重ねられ倒れた僕に降り注ぐように君に聞かせたいことがたくさんあったんだたくさんあったはずなんだ今はもう身動きすら取れずに攻めて、攻めて、それでも思いは届かなかった責めて、責めて、自分を責めてもなにも変わらずせめて、せめて、君にもう一度笑ってもらえたら、いいのになそれだけで、いいのにな
2014年8月26日 22:26
絶叫、絶叫、絶叫、響き渡った僕の声泣き叫びながら僕を残したまま何もかもを食い破って空に還ったことば置き去りにされた僕はいったいどこへ還ればいい
2014年8月19日 18:31
夜行列車 僕を運んでいく苦しみと寂しさを道連れに僕はどこまで旅に出よう長く長く汽笛が響く切符の行き先は真っ白だ誰もいない食堂車で薬缶の蒸気が満たされていくしゅんしゅんと湧く水にガラス瓶の中に閉じ込めた世界を沈めた白鳥の停車場まで、あと少しそんなことをただ考えていた
2014年8月17日 20:49
何事もないいつもの朝青空のなかにぽっかり浮かんでる半分だけの透き通った月が僕の醜態を嘲笑った海月みたいな君が部屋の中をぼんやり漂って嘘みたいだ掴もうと伸ばした手は砕けてしまった涙なんてもう流れない突き刺さる現実から逃げて来てはみたけれど薄暗い心の中に確かに棘は刺さったままなんだいっそ誰か殺してくれよなんて仕様もないことを呟きながら眠りに落ちるきっと助けなんてこないこ
2014年8月16日 01:00
群青の中で音符をなぞったきれいな幻想がこぼれていく夜は僕のふるさと丸くなって眠った青一色の世界がほしい白い光は僕を焼くから夜が僕のふるさと朝に怯えて眠ったノックの音ぼくのなかのあくま止まらない妄想爛れた音符を指先でなぞっただってもう笑えないんだろう夜はしんでしまった
2014年8月12日 22:30
君の言葉だけで僕は窒息できる
2014年8月12日 21:40
がらんどうの僕になにをもとめるの薄紙一枚向こうの現実のことなんてなにひとつわからないのにほんとうは、生きたくなんてなかったけど抜け殻になっても生きてるふりをしたきっとこれはその報い僕を詰る声が聞こえるねえ僕にみんなと同じものをもとめないでもとめないで生きたくなんてなかった生きたくなんてなかった生きたくなんてなかった
2014年8月8日 23:17
きっと君の言葉はいつまでも僕の心に刺さって抜けないだろう
2014年8月4日 20:27
夕暮踏切鉦の音がたん ごとん と 誰もいない電車遮断機の向こうから僕が僕を見ているがたん ごとん と 電車は走る街はオレンジ一色で僕もオレンジ一色で溶け込めたらいいのになぁ夢想幻想おいてけぼりさようなら僕が笑った