2014年4月の記事一覧
しにいたるやまい:詩
小さな部屋の隅っこで膝を抱えて考える
死にいたるやまい、
その名はきっと退屈とか逃避とか諦観とか
ひどく日常的でどこにでも転がっているようなものなのでしょう
少し深爪をした指を噛む
薄紙一枚向こう側の現実というものに手が届かなくなって久しい
結局僕には何も成すことなど出来なかったのです
少しだけ錆びた指先
さよならを告げる相手など必要ありません
ああ、僕にはこの両腕で抱え込める世界だけで充
小さな部屋の隅っこで膝を抱えて考える
死にいたるやまい、
その名はきっと退屈とか逃避とか諦観とか
ひどく日常的でどこにでも転がっているようなものなのでしょう
少し深爪をした指を噛む
薄紙一枚向こう側の現実というものに手が届かなくなって久しい
結局僕には何も成すことなど出来なかったのです
少しだけ錆びた指先
さよならを告げる相手など必要ありません
ああ、僕にはこの両腕で抱え込める世界だけで充