no.18 コミュニティ内に新たな余白を作ること②
成熟されつつあるコミュニティに参加していく新規メンバーにとっては様々な心理的ハードルがあり、交流がメインコンテンツとされているようなコミュニティでもイベントへの参加、自ら発信すること、スレッドへコメントすることだって困難な場合がある。
疎外感を感じてしまうのではないか、的外れな事を言っていると思われるのではないか、杞憂に終わることが大半かもしれない。しかし、行動に移す一歩がなかなか踏み出せず、その場からフェードアウトしてしまうことも多いのだ。
この問題を解決する案として、まず考えられるのは参加のハードルを下げる事で、そのようなイベントなどはよく見受けられる。
例えばオンラインサロンコミュニティの箕輪編集室のイベントにもそのようなイベントがあるようだ。参加条件は「肉を食う事」と、なんとも明快で定期開催されている点はハードルが低いと感じた。僕も参加してみたい。
しかし、今行っている解決案はハードルの低い企画を作ることではなく、コミュニティ自体に新たな参加ハードルが低い余白を作る。それは既存のコミュニティの中に、小さなコミュニティを生み出すイメージに近い。
まず手始めに、僕が所属するMBラボというファッションコミュニティで2019年に新規入会したメンバーを同じ歳の学年のように一括りにした認識を拡げる。
最初の企画は2019年に新規入会した5期生、5.5期生、6期生、7期生のみが参加できる忘年会の開催だ。
狙いは同じような境遇やコミュニティのテーマに対する習熟度、同じ気持ちを共有している可能性の高いメンバーのみが集まる事によって、参加への心理的ハードルと共に交流のハードルも同時に下げる事ができる。
仮にこれらのメンバーを2019年組とするならば、今後2019年組をメインとした様々な企画を立てて、この小さな集まりの認知度を上げる工程になる。そして交流が生まれたメンバー同士で既存メンバーとも混ざり合っていくように活動を生んでいき、コミュニティ全体に交流の輪を拡げていくつもりだ。
交流したい気持ちがあるのに人知れずフェードアウトしてしまう人のきっかけを作りたい。
1人で未知の中に突っ込むよりかは、誰かと突っ込んでいく方が安心感があるだろう。この2019年組(仮) の認知度が上がれば、最初の一歩を踏み出しにくい人は先輩のイベントに参加する前に、同学年の中で友達を作って一緒に参加すればいい。
2019年組(仮)にスポットライトを当てた具体的な企画案も共有して進めていく。