読書感想 前提は必要
子どもたちも夏休みに入り、一緒にいる時間が持てて、嬉しい限り。
なぜなら、共通言語を獲得できるから。
例えば、学校の図書館で「大きなかぶ〜」が面白かったよという話題になり、兄弟本の「てぶ〜くろ」を買うことにした。
その「てぶ〜くろ」が面白すぎて、子どもたちと一緒に笑うことができた。
その「てぶ〜くろ」が共通言語(一緒に経験したこと)になった。これは、今後も一緒に会話をするときに
「あの『てぶ〜くろ』楽しかったよね」
と話すことができたら、最高だ。
さて、今日も読書感想をまとめる。今日は、「僕が親ならこう育てるね ひろゆき著」
について今の感じたところをまとめる。
ひろゆきがこの視点で本を書くのが、まあ意外だなと個人的には思った。
きっと出版社もそれを狙っているのだろう。
まだ第1章までしか読んでないので、読んだ部分で感じたところを。
『子育ては「手抜き」も大切だよ』というのが肝要なところだろう。
でも、前提は守ってね。
私が強く感じたのは、そこの部分である。「前提は守る」ということ。
こういう誰かの言葉を鵜呑みにするときに気をつけたいのは、「言葉の独り歩き」である。
例えば、「子育ては「手抜き」も大切だよ」というのも、その言葉をそのまま
「そっか〜手抜きをしてもいいのね」
と思って、「今日は朝寝坊したから朝ごはん、なしね」としてしまうことも考えられる。
だって、手抜きしてもいいんでしょ。と。
そういうことじゃない。
著者も言っているが、
「睡眠不足のときは、夜中に起きて粉ミルクを作るのではなく液体ミルクを使う、一時的に預けられる場所があるなら遠慮なく預ける。・・・・もちろん食事の量が少ない、栄養価が足りていない、運動が足りないなどの子どもに影響が出る“手抜き”は良くないですが、、、」
この「もちろん・・・・」と書かれているところが結構重要なのである。
ここが抜け落ちた「手抜き」は著者が伝えたい「手抜き」ではない。
話の前後の文脈にある前提を押さえた上での、伝えたいことの抜き出しはどんどんとやっていきたい。
「失敗はさせた方がいい」という内容も、
「もちろん体の欠損とか修復不可能な失敗はさせないほうがいいですが、、、」
と書かれてある。
「致命傷になることは避けよ、それ以外は行動していこう」
ひろゆきの提案も、その致命傷を負わないことを人生のリスクマネージメントの一つとして教えてくれているように思えた。
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