絶対にすぐ見つけることができる取扱説明書⚙️
暑い暑い夏ですが、4月に一人暮らしを始めた人はそろそろ慣れ始めた頃でしょうか?今から大掃除が心配な人もいそう。
一人暮らしといえば、買い揃える必要のあるものが家具・家電。家電を買えば付いてくるのが取扱説明書ですが、今回の【勝手に分析!Good CX】は「家電本体にコードが印字された取扱説明書」について分析していきます。
ちなみに、西野カナの『トリセツ』を思い出し調べたら、8年前の2016年リリースでした。最近、活動も再開されてましたね。時の流れ...…
忘れた時に必要になる取説、無くしがち
新しく物を購入する時に、ほぼ必ず付いてくるのが取扱説明書ですね。
大丈夫と思ったお皿が意外と電子レンジ不対応の素材であったり、全てを取っておくことはしないけど、いざという時に必要になります。とくに家電類の取扱説明書は捨てられないなぁと思います。でも今は、紙は処分してURLで管理している人も多いのでしょうか?そもそも付属しないで、URLに誘導される商品も増えてきている気がします。
そんな中、私が購入した洗濯機は「紙で取扱説明書が付属+本体にQRコードが印字」という状態で届きました!
困った時すぐ見れるように大事な説明書は紙でとっておきたい気持ちがありますが、どうしても無くしてしまう時もあります。QRコードが紙ペラで来るのではなく、製品に直接表示されていれば絶対に無くさないので二重で安心しました。
取説が必要な時は、顧客にとって重要な瞬間!
取扱説明書を開くのは、多くが「使い方が分からない」「故障や不具合で困った」など悪い体験が起こった時で、顧客にとって重要な瞬間(MOT)です。すぐに問題を解決できなければ、諦めてその製品を手放してしまうかもしれません。
とくに家電は製造年や型番という小さな分かりづらい違いがあり、ネットで探そうとしても検索性が悪いです。
しかし、本体にQRコードがあれば絶対に無くさないですし(何より操作ボタン付近のいつでも見える位置にある!)、困った時にストレス無くすぐアクセスすることができます。
一発で手持ちの該当製品の取扱説明書ページへたどり着けるルートが確保されていると、顧客はスムーズにトラブルへ対処することができます。
トラブルへのスムーズな対応、安心感。
こうしたCXになっていれば、いつでもメーカーがトラブルに対処してくれるという安心感に繋がるので、顧客は製品に対してより一層の愛着が湧き長く付き合っていきたいと思えます。
QRを見つけたときは、取扱説明書はどんな時に必要か?がよく考えられ、使う人の目線に立ってデザインされた工夫だなと感じました。
それでは〜
(執筆者:デザインリサーチャー 相馬未奈)
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