見出し画像

NetEaseミュージックアプリの“気分にぴったりの曲探し”機能

こんにちは!mctのセツです。

寒さが深まるこの季節、音楽が心を温めるパートナーになることが増えてきましたね。お気に入りの曲を見つけたときの喜びは、冬のホットドリンクにも負けない特別な感覚です。

さて今回の【勝手に分析!Good CX】は、中国のNetEaseミュージックアプリが提供する「気分にぴったりの曲探し」機能を紹介します。


NetEaseの「気分にぴったりの曲探し」機能とは?

NetEaseミュージックアプリには、ユーザーが音楽を探索する中で、「今の気分に合う曲」に出会ったとき、その感覚をさらに広げてくれる機能があります。

具体的には、曲を頻繁にスキップしてお気に入りを探している最中に、ある曲で「これだ!」という感覚を得た際にアドバイスボタンが登場。このボタンを押すと、「この曲に似たような曲を探す」機能が働き、次に再生される曲も同じ雰囲気やジャンルの曲が提案されます。


頻繁にスキップしてお気に入りの曲選んだ時だけ出るアドバイスボタン


ユーザーの「瞬間の感情」に寄り添う設計

この体験をCXの観点で見てみましょう、音楽は特定の瞬間に私たちの感情や思考に大きな影響を与えます。この機能は、ユーザーが「今の気分」に合う曲を見つけた瞬間を逃さず、次の曲もその感覚を持続させてくれるようデザインされています。

この機能は、単なる音楽再生アプリではなく、「その瞬間の気分に応じた最適な体験を提供する音楽パートナー」としての役割を果たしています。このような工夫が、ユーザーに寄り添い、特別な時間を演出することにつながっているのでしょう。

私もこの機能を実際に使ってみました。夜、1日の仕事を終え、リラックスしたいと思っていたときのことです。静かで心を落ち着かせるようなピアノ曲を聴いていると、「これだ!」と感じる曲に出会いました。そのとき、アプリのアドバイスボタンを試してみたところ、次に流れてきた曲も同じようにしっとりとしたピアノの旋律が響くものでした。そこから連続して流れる曲も一貫して同じリラックスした雰囲気を保っており、まるでアプリが私の気分を察してプレイリストをカスタマイズしてくれたかのように感じられました。

この体験は、音楽と自分との間に特別なつながりが生まれたような感覚を与えてくれました。一曲ごとに気分が乱されることなく、一貫した雰囲気が持続することで、時間そのものが心地よいリラクゼーションの瞬間に変化していました。

私はこのボタンを使い好みに合う曲をたくさん出会うことができて、音楽を聴く時間がまた一層楽しいものになりました。


(執筆者:エクスペリエンスデザイナー XUE Hong)


私たちが所属する会社はこちら→株式会社mct