友達のオカンも強烈キャラ
友達のオトンには、14歳の彼女がいました(前回記事参照)。
見た目からして、強烈キャラのオトンでしたが、もちろん、オカンの方も気にります(笑)。
ある日、道端を歩いていたら、友達が自転車でやって来て、背後から声を掛けてきました。
「花甘露(私の仮名)、今日ヒマ?」
「ヒマやで~!」と私が答えると、自転車の後ろに乗せられて(道路交通法違反です・・・)、彼女の家へ連れて行かれました。
彼女のオトンは、社長でしたが、家は至って庶民的でした。
彼女の双子の妹が、私を迎えます。「花甘露、どうしたん?」
「さっき、○○子(友達の名前)に、拉致されたわ~」と私。
私は、友達の妹とも仲良しでした。2人は、ちっとも似ていませんでした。
いつも2人で、激しい取っ組み合いの喧嘩をしていました。2人とも生傷が絶えません。まるで、男兄弟のようです。
しばらくすると、彼女らのオカンが、ジュースを3人分用意してのっそりと現れました。社長夫人の登場です(笑)。
驚きました。ボロボロの服を着ていたオカン。でも、存在感は十分です。
オカンがジュースをテーブルに置こうとしましたが、テーブルが片付いていませんでした。
オカンがジュースを乗せたお盆を持ったまま、しばし黙って立つています。
顔を見ると、とても不機嫌そうです。鈍~い怒りのオーラを放っています。
慌てて、テーブルを片付ける私。双子の友達は、2人とも知らん顔。
「お客に気を使わせて、どないすんねん!」と思った私(笑)。
こういう所は、2人とも似ています。なんか、「ほ~」としたところがあるのでした(笑)。
やがて、オカンが「なんや!、アンタらは、テーブルぐらい片付けんか!」と叱りましたが、何テンポも遅れての声出しとなりました。
この期に及んでも、双子たちは知らん顔。
イラついて、ふてくされたようにジュースのお盆をテーブルの上に置いたかと思うと、オカンはのっそりと去って行きました。
ちなみに、オカンは私に対して「いらっしゃい」の一言も発しませんでした(笑)。
人に気を使わない、自由人な人達。でも、悪い人達ではありません。
双子たちにはさらに、お兄さんがいましたが、彼もまたキャラが濃いのでした( ^ω^)・・・。
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