
Photo by
sagako0302
今さらではありますが…
前職まで、まともでない職場を渡り歩いて来ました。
仕事はやっつけ仕事で、結果さえ、それらしいものが仕上がれば良しとされていました。
私が行った仕事をチェックする人もいなかったため、仕事の過程を保存する必要もありませんでした。
ファイリングを行うことは滅多になく、行ったとしても、超テキトー。
余分な仕事をやっていたら、逆に叱責されていました。
ところが、今月から働くことになった職場は、とてもきちんとしています。
私の行った仕事の全てに、チェックが入ります。
ですから、仕事の過程は、誰が見ても分かる様に記録を残さなねばなりませんし、ファイリングも社内規定に従って行わねばなりません。
隣の席の先輩が、何かと私のことを気にかけてくれます。
「この会社の人達のファイリングは、凄いですねー」
「私は、今までファイリングの仕方なんて習ったことありませんでしたよ!」
そう、私が言った途端、先輩の顔色が変わりました。
さらに、私が続けます。
「セキュリティ研修もこの会社で初めて受けましたし、エクセルの研修も全く受けたことありませんね!」
すると、今度は、悲鳴をあげる先輩。
「え~?」
「花甘露さん、それ、重症ですよ!」
「カルチャーショックでしょう?」
(いや、いや、ショックを受けているのは、先輩でしょう…)
元々、子供的な風貌の私。
余計、先輩の教育熱に火を付けてしまいました…。
「可哀想な、新人がやって来た…」
なんか、ペットのお世話をするが如く私に接する先輩。
「きちんとした事務のルールを教えなければ!」という、先輩の熱意が実にありがたい!
ようやく、まともな社会人としての生活が始まったのでした(笑)。