不機嫌を武器にするボス
最近、職場にやって来たお爺さんアルバイト。コンサルチームのボスの知り合いです。
彼は経営者でもあります。年は80歳間近。
国家資格を2つ保有。大阪出身。
総務の小悪魔女子が退職することになったのですが、すぐに優秀な人を雇うことができないため、コンサルチームのボスが助っ人として連れて来ました。
連鎖退職が起きて、暗い雰囲気が漂う職場に1人だけ明るい人物が投入。
(私も本当は明るいけど、ここはひとつ、皆に合わせなくてはね!)
従業員達は、皆、暗い自分を演じているのですが…。
このお爺さん、超マイペース。
「おっ早う、ごぜーやす!」 誰よりも元気な挨拶をしながら、出勤して来ます。
仕事の引き継ぎをしている小悪魔さんとも、冗談を言いながら、楽しそうにしていました。
一方、…。
実務チームのボス。この頃、ご機嫌ナナメ。
私の友人で、稼ぎ頭だった従業員が、ボスに嫌気がさしてぶちギレ退職。
その後、彼女の後任者を雇ったら、3人連続で早期退職されてしまいました。
「こんな不誠実な人の下で働けません!」
友人から、仕事の引き継ぎを受けた人物が誰も居ない状態に…。
この仕事をボス自らやってみるも、ミスだらけで、より手間のかかるやり直し作業に追われています。
ボスは、もともとケアレスミスが多く、全く仕事ができないのでした…。
毎日、三角目をして、従業員に八つ当たり。
彼の格好の餌食になったのが、お爺さんアルバイト。
コンサルチームのボスが居なくなると、この大先輩を叱りつけます。
「あなたが、職場に悪影響を与えています!」
(はぁ~?)
もともとは、ボスが自分で蒔いた種ではありませんか?
ただ、機嫌良くしている人物が気に入らないという理由だけで、お爺さんを攻撃するボス。
しかし、お爺さんは、「アホが、なんか言ってるわ!」 的な感じで受け流しています。
皆に同調しない陽キャラが作り出す異様な世界。
(頑張れ、お爺さん!)
それを密かに楽しんでいる小悪魔さんと私(笑)。
しょうもない事に目くじらを立てるのは止めようぜボス!
どう考えても、自ら望んで不幸街道を歩いている様にしか見えません。
こんな事して、何か良い事あるかしら?
「オレ様に気を使え!」ってか?
全く、理解に苦しむのでした…。