掴み所のない父
今日は、叔母から電話が。
父の姉です。
不思議と、父は、男女問わず超モテモテ(笑)。
もちろん(?)、姉達からも、モテモテ。
叔母が、電話に出た私に言いました。
「おばちゃんは、あなたのお父さんを1番可愛がっとったと!」
叔母には、他にも弟がいますが、何故か、父を1番気に入っている様子。
他の姉達も、何かあると、すぐに父に電話をかけて来ます。
今日は、もう1人の姉からも電話が…。
「昨日、地震あったそうやけど、大丈夫と?」
当の本人(父)は、「可愛がってもらったなんてことはなか!」と、薄情な発言を…。
それにしても、誰かに気にかけてもらえることは、ありがたいことす。
特に、「人に可愛がってもらおう!」などという意図など全く無い父でしたが、何故か、周りの人達は父の世話を焼きたがります。
父は、超自立型の自走人間なのですが…。
後から電話をかけて来た叔母とは、1時間以上話していた父。
何を話していたのか尋ねてみたところ、帰って来た答えは…。
「何を話していたのか、覚えとらんと!」
(そんな、アホな…。)
でも、コレ、本当なのです。
父は、いつもこんな感じ。
(何で、こんな男がモテるのか?)
他の男性など一切寄せ付けずに生きて来た母ですら、「お父さんと結婚して良かったわ~」と言い出す始末。
子供の私の頭の中は、「?」で一杯。
母の両親まで、すっかり父に殺られてしまって、自分の娘ではなく、父に贈り物を用意しようとする始末。
「お父さんの欲しがっている物を教えなさい!」
そこで、私。
「お父さんは、あんパンと、ピーナッツとチョコレートが有ればハッピーやねん!」
これに、混乱する祖父母。
「花甘露ちゃん、本当の事を言いなさい!」
(だから、本当なんだってば!)
「ほら、神戸牛とか、なんか有るやろ~?」
何とか、高い物を言わせようとする祖父母に困惑する私。
父の幸せは、一体何処にあるのか?
なんとも、掴み所の無い人なのでした(笑)。
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