外からは分かりやすい事

最近、お客さんである有名企業が暴走気味。

変な制度を次から次へと作るのですが、何故か、そのほとんどが、違法。

ボスが慌てて、お客さんに電話をかけます。

「おたく、自分達が変な事やってるの、分かんないの?」

「ダメだよ~、それ~!」

奇妙な仕事の依頼をして来るので、従業員達は、ピ~ンときます。

「ボス、大変です!」

「○○社が✕✕という頼み事をして来ました!」

「きっと、マズい事になりますよ!」

お客さんが違法行為を始めると、我々も無傷ではいられません。

ちなみに、このお客さん、悪意はありません。

どちらかと言うと、従業員思いの優良企業。

しかし、従業員の為を思ってやっている事が、全て裏目に…。

これ、とても珍しいケース。

優良企業でありながら、人材が定着しない悲劇。

担当者が変わる度に、訳の分からない質問電話がかかって来ます…。

おかげで、ヤンキー的なチームリーダは超不機嫌。

「日本語分かんないヤツに、仕事なんかしてやれるかっ!」

「バカか、アイツらは?」

これを見た、ベテランの新人さんが、私に囁きます。

「あのリーダは、世間知らずですよ!」

「何なの、あの態度は?」

まあ、リーダーの振る舞いは、洗練とは程遠いモノが…。

お客さんの事を、とやかく言っている場合ではないのも、確か。

粗野で粗暴な振る舞いが、優秀な職員の定着を阻んでいる様なフシがあるのです…。

(ボス、人の事を笑う前に、自分の職場を見つめようぜ!)

まあ、自分達が専門職であるが故に、変な自信を持っているのでしょう…。

我々の職業が、他の人達からどう見られているのか?

そのことについて、冷静に考える機会が必要なのでした…。


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