不埒で身を守る
私が今まで渡り歩いてきた職場。
行った先が悪かったのか(笑)、楽しそうに仕事をしている人はほとんどいませんでした。
皆が、顔を歪めて働いているか、無表情で働いているかのどちらかでした。
その様な従業員達を見て、非常に満足そうなボス。
「仕事とは、苦しいものなのだ!」と、皆に苦痛そうにすることを強要してきます。
「俺が不機嫌なんだから、皆も不機嫌でいろ!」という感じです。
不機嫌を強要された従業員の中には、精神が壊れた人もいました。
精神が壊れた従業員は、新人の私を攻撃してきました。
自分が虐げられてきたからといって、全く関係の無い弱い立場の人達を復讐の対象とするのは、如何なものか?
いつまで経っても、負の連鎖が止まりません。
「自分の身と心を守ることに失敗してはいけない!」と思った私。
この職場で経験する異常事態は、努めて、まともに受けないように心掛けてきました。
「これは、笑い話なんだ・・・」
確かに、第三者的にこの状況を観察してみると、漫画チックです(笑)。
「近くにいるから苦しいだけ。心は遠ざけて、何とか乗り切るんだ!」
この職場で、ある技術だけは習得して、さよならした私。
「ここの職場では、不埒でいい!」
しかし、よくよく考えてみると、悲しい決断なのでした。