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仙台七夕まつりの思い出

8月になると、仙台七夕まつりのことが思い出されます。

ある日、父の転勤で宮城県に住むことになりました。

当時、地元の人達は、あまりこのお祭りに行かないと聞きました。

地元の商店街の方々が、とても綺麗な七夕飾りを作って、訪れる観光客を楽しませます。なかなか、落ち着いた感じのお祭りです。

試食と称して、商店街では、萩の月と笹かまぼこが食べ放題状態でした(笑)。

さとう宗幸さんの『青葉城恋唄』がBGMとして流され続けていました。

とても切なく、穏やかな気持ちになります。

その後、震災が発生し、地元の方々がこのお祭りの良さを再認識したのだそうです。

都会過ぎず、田舎過ぎない。程よい感じの仙台が大好きでした。

私が住んでいた頃から、地元の企業が商店街から撤退し始めて、東京資本のお店が増え始めていた仙台。今は、どうなっているのでしょう・・・。

どの街に行っても、同じように見える。少し寂しい感じがします。

それでも、あの、ゆったりとした時間の流れる空間は貴重です。

都会の生活に疲れた時、過去の思い出が私に力をくれるのでした。


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