
逆効果だったルール作り
職場で、大変評判の悪い「電話当番」。
ルール大好き女子の発案で制度化されました。
彼女、悪い人ではないのですが…。
とにかく、予測不能な事態が苦手で、すぐにかんしゃくを起こしてしまいます。
ですから、何かにつけて、決まり事を作りたがります。
電話当番ができる前は、手が空いている人が電話を取っていたそうです。
コンサルチームのおじさん従業員。コンサルタントなのに、電話が苦手。
わざわざ、全従業員の当番回数を数えて、騒ぎだしてしまいました。
「○○さんだけ、当番回数が少ない!」
「きっと、裏で手を回して、優遇してもらっているに違いない!」
「ボスに言いつけてやる!」
ちなみに、電話当番表を作成しているのは、総務の小悪魔女子。
おじさんコンサルタントに名指しされた女性従業員とは、ちっとも仲良くないのでした。
手を回すハズなどありません…。
よせばいいのに、このおじさんの発言を聞いたある従業員が、名指しされた女性にこの事を報告しました。
当然、激怒する名指しされた女性。
「あの人、どんだけヒマなんですか!」
「根拠もなく、人をそんな風に言う人だったんですね!」
おじさん意外、誰も人の当番回数など無関心でした(笑)。
おじさんは、先月末に退職した私の友人とも、当番をめぐって、いざこざを起こしていました…。
友人は、おじさんとペアを組むことが多かったのですが、彼女ばかりが電話に出ている始末。
仕事が忙しかった彼女は、ついに、おじさんにぶちギレてしまいました。
「あなた、一体、何なんですか!」
おじさんは、「○○さん(友人)に攻撃された!」 とボスに報告。
これ以後、友人に対して微妙な嫌がらせをする様に…。
ボスは当初、この事が友人の退職原因だと勘違いした程です。
先輩従業員もおじさんに呆れます。
「なんて、小さい人なんだ!」
たかが電話当番ごときで、こんなに大騒ぎになるとは…。
やたらめったらルールを作るのも、考えものなのでした…。