よき理解者
私の母。
普段は、ごんたくれ(笑)。
祖母は、母にかなり手を焼いていました。
しかし…。
ここぞという時は、物凄い力を発揮。
貧困に喘いでいる祖母を支えるべく、大企業に就職。
最終的には、重役秘書に。
そして、稼いだお金のほとんどを祖母に渡します。
親に反抗ばかりしていた母のこの行動は、祖母を大変驚かせます。
もう、プラスマイナスゼロどころか、プラスへ。
以降、祖母は母に頭が上がらなくなります。
大人になっても、母は、祖母に言いたい放題。
でも、祖母が困っていると、すぐに実家に駆けつけて、必要な支援を行います。
悪と善とのコントラストが激し過ぎる分、人の心に強烈なインパクトを与える母。
でも、人は悪くありません。
母が何かを発言する時、それは自分の為に発言しているのではないのです。
この事をよく理解しているのは、父。
「お母さんは、相手に嫌われる事を承知で、それでも相手の事を思って、キツい事を言っとると!」
「自分の損得抜きで、そうしとると!」
「花甘露も、その辺の事は、よ~く理解しておかないかんと!」
父の大人ぶりには、本当に感心するのでした。
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