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身も蓋もない…

母方の祖母は、懸念していました。

「娘(母)の子育てが、何かおかしい…」

孫娘が、ちっとも女の子らしくないことに気が付いた祖母。

「花甘露ちゃん、髪は毎日梳かしよるんか?」

そう、尋ねます。

「ばあちゃん、髪の毛は毎日梳かさなアカンのか?」

この私の返答に驚き、絶望する祖母。

「お母さんに、そう教わらんかったんか!?」

そこで、早速母に確認。

「お母さん、ばあちゃんに髪の毛を毎日梳かす様に言われたんやけど!」

「お母さんに教わってなかったことに、驚いとったわ!」

「毎日、梳かすもんなんか?」

すると…。

「なんや、あの婆さんは😠」

「私はな~、あの婆さんにそんな事、教わったことないわ~!」

「しょうもない事ばっかり気にしくさって!」

「誰も、人の髪の毛なんか興味ないわー!」

さらに、私が大学生になると…。

またしても、祖母が私に尋ねます。

「花甘露ちゃん、アンタ、お化粧せんのか?」

「お母さんに、お化粧する様に言われんのか!」

「ほんで、美容院にも行ってないんか?」

「年頃の娘にお金を渡して、綺麗にさせるのがお母さんの役割やないか!」

(そうなんか?)

歴史は繰り返すで、この時も母に確認(笑)。

「世の中の母親たるもの、娘にお金を渡して、『綺麗にして来なさい!』とか言うんか?」

すると…。

「あの婆さん、またしょうもない事、言いよるんか😠」

「あの婆さんはな~、私にそんな事、言うたこともないわ~!」

「大体な~、ウチ(母の一家)は貧乏やったさかい、そんな余裕もなかったんやわー」

「自分(祖母)もやらんかった様なことを子供(母)にやらせようとするとは、何事かー💢😠💢」

「化粧したって、自分で見えへんやないか!」

「あんなもん、人の為にするモンやろ~」

「それにな~、化粧しとるかしてないかなんて分からへんのじや~!」

「あんなモン始めたらな~、麻薬みたいなモンで、一生止められん様になるんやでー」

「お金払って、肌痛めるんか!」

「アホくさ!」

( ̄▽ ̄;)

母にかかると、大方の事が、取るに足らない下らないモノとなってしまうのでした(笑)。


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