引き際を見極める
以前私が働いていた、1年以内離職率100%の職場のボス。
ある公的機関に電話をかけて、担当者を恫喝します。
その時間、1時間以上。狂気の沙汰です。
ボスがその公的機関に提出した書類の審査が通らず、怒りをぶちまけます。
まるで、ヤクザのような言葉使い。周りで聞いている従業員達も恐怖を覚えます・・・。耳鳴りを訴えて、精神科にかかっている従業員がいる程です。
確かに、公的機関は融通が利かないところがあったり、時代にそぐわない対応をしていることもあります。
交渉して何とかなる事柄もあれば、そうではない事柄もあります。
私も出来るだけ、公的機関の譲歩を引き出す努力をしますが、決して相手方の気分を害する物の言い方はしません。
穏やかかつ冷静に交渉しつつ、相手方がどのラインまで譲歩できるのかを見極めます。
相手方が絶対に譲歩できない事柄については、それ以上の交渉はしません。
「ダメなものはダメ」だからです。
そもそも、ダメなものにぐちゃぐちゃとこだわっていても時間の無駄です。
さっさと書類の不備を訂正するなり、追加書類の準備をした方が建設的です。
公的機関の担当者との関係は良好に保つ方が、賢明です。その方が、オマケしてくれることもあるからです。
引き際が悪いボス。時間を無駄に使い、挙句の果てには、従業員の精神状態まで破壊していく始末。
そして、最後には、従業員がすべて退職していくのでした・・・。