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嘘つきボスが引き起こす悲劇

今日は、退職前の有給休暇消化中。

お布団の中で、脱力三昧。

午後になると、後輩からLINEが…。

「私が、花甘露さんのやっていた仕事を全拒否したので、ハレーションが起きています!」

(あ~あ…)

後輩は、ボスとの激しい喧嘩の末、私の行っていた仕事の引き取りを拒否することに成功。

「辞めてやる~」が功を奏した様です。

後輩によると、ボスは、来週月曜日の午後から出社する私に、仕事の引き継ぎをさせるつもりだそうです。

その相手は、なんと、ボスなのだとか…。

(呆れたぜ…)

ちなみに、この日は、午後から締め切り付きの仕事の依頼が来るので、引き継ぎはムリ。

納品までの期限は、24時間も無いのです。

退職者が出る度に、ボスへ仕事の引き継ぎが行われます。

従業員は、皆、大量の仕事を抱えているため、人の仕事を引き受ける余裕がありません。

ギリギリの人員で仕事を回していたツケが、いつもボスにやって来るのですが、全く懲りる様子はありません。

しかも、アホなボスは、なかなか仕事が覚えられません。

今後やって来るであろう新人さんは、このアホ野郎から仕事を教わることに…。

(可哀想で、悲劇的…)

教える私も、頭が痛い…。

果たして、パワハラ野郎のボスに、平和に仕事が教えられるのか?

まあ、新人さんは、アホボスからでも、引き継ぎが有るだけ、まだマシかも知れません。

最悪、引き継ぎが無いこともあります。

こちらの方が、珍しくないのです。

従業員は皆、メンタル不調や怒り心頭で退職して行くので、きちんとした引き継ぎをすることはありません。

後輩は、嘘つき野郎のボスに騙されて入社。

「一般事務って聞いて入社したんですよ!」

ところが、彼女が任された仕事は、専門職が行う内容でした。

「テレワークも嘘でした…」

「私の人生を返せ!」

もう、思いっきり退職モードの彼女。

また、新たな悲劇が始まるのでした…。

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