目立つということ
実務チームのボス。ケアレスミスのオンパレード。全く仕事ができません…。
最近やって来た、お爺さんアルバイトの名刺の原稿を総務の小悪魔女子に渡して、発注したのはよいのですが…。
その名刺を見せられたある従業員が、お爺さんをなじります。
「○○さん、名刺の名前が違っています!」
「どうして、気が付かなかったんですか!」
何だか、けったいな名前に変身させられたお爺さん。
「ワシ、まだ誰にもこの名刺、配っとらんやんか!」 と彼。
そもそも、お爺さんが悪いワケでは、ありません。
名刺の誤りを指摘した従業員の怒りは、次に、総務の小悪魔女子に向かいます。
「何で、発注する時に気が付かなかったんだよ~!」
小悪魔さんは、小悪魔さんで、「実務チームのボスが悪いんだ!」 と主張。
醜い争いが繰り広げられます。
見かねたお爺さんが、「だから、誰にも配っとらんやんかっ!」 と言ってはみたものの、従業員の怒りは、収まりません…。
「そんな問題では、ありません!」
この従業員、日頃から小悪魔さんとお爺さんに意地悪をしていました…。
強烈な間違いをされたお爺さん自身は、ちっとも怒っていません。
冗談混じりで、新たな名前で、皆に挨拶をします。
「私、○○といいます~」
しかし、意地悪従業員と小悪魔さんの小競り合いは続きます。
こうなると、お爺さんも呆れ顔。
(この争い、何時まで続くんかい?)
大変華のある小悪魔さんでしたが、それ故、波乱万丈な職場ライフを送るハメに…。
どの職場に行っても、苦労が絶えない様子。
ちなみに、今月末で退職します。
(次は、穏やかに過ごせるといいね!)
そうそう望んでも手に入れられない「華」なるものを、生まれながらに持っている彼女。
でも、それなりの苦労もあるのでした…。
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