「お父さん」と呼ばれたくない?
父の若い部下達。
その内の何人かが…。
何故か、盛んに、父に娘がいるかどうかを知りたがり…。
そして、言いました。
「『お父さん!』と呼ばせてもらって…」
(はぁ~?)
これに、ゾッとする父(笑)。
そして、大きく首を横に振るのでした。
「アレは、いかん、いかん…」
どうやら、皆、父のお眼鏡に適わないらしい…。
ちなみに、私は、彼等と会ったことがありません…。
それでも、勝手にモテる不思議(笑)。
まあ、本当にモテているのは、父なのですが…。
父が、頭を抱えます。
「A君は、清潔感がなくて、いつも口が臭か~!」
「それに、彼は、その場しのぎの男たい!」
「ウソばっかりついとると!」
「彼に『お父さん!』なんて、呼ばれたくなか!」
(あっ、そう…)
「B君は、人が良過ぎて、仕事を断ることができんと!」
「自分から女性に声をかける勇気もなくて、この前、他の男に奪われたと!」
「そんなことで、いつも不満が鬱積しとると!」
(そうですか…)
「C君は、ケチ過ぎると!」
「あんなのと結婚したら、ロクに飯も食えん様になると!」
(コレ、1番モテないヤツだわ…)
世の中の男性って、皆、こんな感じなのか?
母が、言いました。
「花甘露、アンタ、結婚したらな~、絶望するねんで!」
「お父さんみたいな人は滅多とおらんさかい、そのことはよ~く心得ておくんやで!」
なんとも、現実は厳しいのでした…。