君は疲れないのか?
中学生の頃、同学年に如何にも拗ね者的なオーラ全開の男子がいました。
学校で、書初めの宿題が出され、各自の作品が掲示されました。
彼の作品だけ、異様な輝きを放っていました。
下手くそなのか、芸術的なのか、なんとも良く分からない(笑)、躍動感あふれるやけくそ的文字で書かれていたのは、なんと・・・。
「抵抗の精神」
「俺は優等生なんか、やめてやるぜ!」みたいな挑戦的メッセージに、不思議な感動を覚えた私(笑)。
ちなみに、彼は決して劣等生ではありませんでした。
勉強もそこそこでき、リレーではアンカーを務めるほどでした。
でも、彼が放つその鬱積したオーラが、女子学生たちを遠ざけていました。
ふと、思いました。
「ふてくされるのも、大変だなぁ~・・・。疲れないのかなぁ~・・・?」
「そのエネルギーは、もっと良いことに使えないのかなぁ~?」
生命体としての輝きは十分すぎた彼。ちょっと残念に思えたのでした。
まっ、余計なお世話だったかも知れませんが・・・。