醸成される気分
最近、仕事の合間に業務知識のおさらいをする様になった私。
転職活動を始めた途端、急に学習意欲が向上(笑)。
同業者の書いたコラムを読みあさったり、公的機関が作成したリーフレットに目を通します。
この職場では、仕事をきちんと教えてもらえることはありません。
ここへやって来てから、仕事を回すことで精一杯。
自分のやっている仕事の範囲内での知識しか身に付いていませんでした。
自分が担当している仕事がスムーズに回せる様になった途端、余力が出てくることに…。
しかし、この事をボスに悟られてはなりません(笑)。
恐ろしい量の仕事を振られるからです。
しかも、業務知識を身に付けたところで、全く評価されません…。
(オイラ、こんな所で、いつまでも機械人間をやっている場合ではない!)
職場では気配を消しつつ、密かに勉強に励む日々。
「あの人、気が付けば、いつの間にか退職していたね!」を目指すのでした(笑)。
ところが、…。
ボスが、別室へ私を呼び出して言いました。
「いきなり辞められるのが、1番困りますからね!」
「あなたには、期待していますよ!」
(?!)
つい、「いきなり辞める人なんか、いませんよ!」と言いたくなったのですが、ここはひとつ言葉を飲み込みます。
皆、我慢に我慢を重ねて、その時を待っているに過ぎないのです。
鈍感なんだか、敏感なんだか、それともとぼけているのか?
まあ、どうであれ、ボスに嫌気がさして従業員達は去って行くのでした…。