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頼れる程の美貌はなかった

今の職場にやって来てから友人となった、総務の小悪魔女子。

昨年の11月に退職してしまいましたが、今でも、仲良くしています。

私より先に転職活動を成功させた彼女。

「今度は、あなたの番だから!」

「面接は、見た目が大事なんだよ~」

「すっぴんで面接に行くなんて、駄目じゃない💢😠💢」

見た目と得する人生との関係について、熱く語り出す小悪魔さん。

説教は、1時間以上にも及びました。

年末には、百貨店に連れて行かれ、お化粧品についてのレクチヤーを受けました。

そして、お正月には、彼女の家に泊まりがけで、お化粧の仕方を教わりました。

それにしても、お化粧って、こんなに手間と時間とお金がかかるのか?

「得する人生」とやらを手に入れるための彼女の涙ぐましい努力に、驚いてしまった私。

美容のために、月5万とか、私には、ムリ。

果たして、費用対効果はどうなのか?

今まで、美容費月0円だった私。

めまいがしてきました(笑)。

昨日は、化粧筆なるものを見に行きましたが、またしても、そのお値段に目が点…。

必要最低限の省エネ生活に馴染んできた私としては、小悪魔さんの言う「得する人生獲得」のための努力は、ハードルが高いのです。

確かに、人に可愛がられることは大事です。

でも、男の人にお金を出させるなんて事は、全く想定外として生きてきた私。

美貌に恵まれた母が、幼い頃から私に言い聞かせてきたこと。

「アンタ、顔とかに頼った人生歩いて行ったらアカンねんで!」

「ほんで、肉弾戦もアカン!」

「自分の稼いだお金で、生きて行くんやで!」

オカンや小悪魔さんみたいに、美貌に恵まれなかった私。

端から、見た目に頼るなんて選択肢は、ありませんでした。

美しい2人が私に行う説教は、全く違った内容なのですが、正直、どちらも胸に響いてこないのでした(笑)。

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