絶妙なバランス
私が働いている職場のコンサルタント。人気商売です。
自分のキャラクターに惚れてもらえないと、契約が取れません。
もし、まぐれで契約できたとしても、次の契約更新はありません。
この職場で1番人気のコンサルタント。
「歩くだけで、お客さんが付いてくる!」などと言われる程、凄腕。
もう、お爺さんですが、「元気・やる気・度胸」が備わっています。
「私と契約したお客さんは、必ず私に惚れてくれるのよ!」
とても自信満々の彼。とことん、お客さんの面倒を見ます。
全国を激しく飛び回り、大概事務所にはいません。
殺し文句は、「それ、やってみましょうよ!」「きっと、できます!」。
一方、人気イマイチのオジサンコンサルタント。執筆活動で稼いでいます。
口癖は、「それは・・・、ムリかと思います・・・」(笑)。
気弱なオジサンコンサルタントは、喋るのが苦手。いつも、オドオド。
お客さんからよく、「メールをしたけど、返事が無い!」「怠慢だ!」などとお叱りの電話が・・・。
いつも事務所にいて、モグモグとお菓子を食べています。
両極端な2人のコンサルタント。
何故か、女性従業員達に可愛がられているのは、気弱なオジサンの方。
売れっ子お爺さんは、パワーが強すぎて、一緒にいると疲れてしまうのです・・・。
私の友人。大人しいが故に、このお爺さんに振り回されて、激しく疲労。
「なんで、私が、じじいの面倒を見なくちゃいけないのー?」
一方、総務の女性。気が強く、お爺さんになど、負けてはいません(笑)。
「ご自身の面倒は、ご自身で見てください!」
気弱なオジサンに、ちょっとした癒しを求める女性陣。
コンサルチームのボスが、言いました。
「どちらもそれぞれの個性があり、2人いるからバランスが取れているのです!」
なるほど、コンサルチームのボスは、ちゃんと考えているのでした(笑)。