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苦労人の見る目は厳しいのだ!

私の父。普段は、とぼけた顔をして、ボ~としているように見えます。

ところが・・・。

黙っているだけで、実は、様々な事に気が付いています・・・。

(おっそろし~!)

幼い頃、母に叱られて泣いていると、父がやって来て言いました。

「お前も、ちゃんとお母さんの事を分析せなね!」

「いつまでも、親に負けているんでなかっ!」

「はよ、親を超えんとね!」

(はあ~?)

大変、気性の激しい母。

今思うと、その時は、私が悪い訳でもないのに叱られていたのでした・・・。

一応(?)、他人から見た私は、「清く正しく美しく、品行方正そう」なのだそうな(笑)。

今は亡き、友人のおじさまからは、「君は、大和撫子の様だ!」と言われたことも・・・。

この事を父に話してみると、顔をしかめて、「その人、目が悪いんか?」などと言い出す始末。

苦労人の父。母方の祖母が付けたあだ名は、「男おしん」(笑)。

私は、何時まで経っても、父のお眼鏡に適う子供になることができないのでした(笑)。

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