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soeji
子供という試練
日頃、ストレスフルな職場で働いている私。
連休中に、ある程度の命の洗濯をしなければと思っていたのですが…。
一気に仕事モードのスイッチを切ってしまったところ、気分は廃人(?)に。
お布団にしがみついていたい。
何もする気がしない。
明日なんて来なくて良い。
こんな事ではいけないハズなのですが…。
たまたま、元同僚で友人の小悪魔女子に「遊びに行こう!」と誘われていたので、気力を振り絞って起床。
お化粧をして、華やかなピンクのワンピースにシースルーレースの上着を身にまとい出かけます。
普段は滅多にしない様な格好で、半ばやけくそ気味に街を歩きます(笑)。
その華やかな衣装に似合わぬ、死んだ様な表情になっていたやも知れませんが…。
それにしても、小悪魔さんは、いつも元気一杯。
怪しい輝きを放っています。
(ああ、コレ、母と同じ種類のヤツね…)
いわゆる「欲の輝き」というヤツです(笑)。
アレが欲しい。
アレが食べたい。
イイ男をゲットしたい。
野性味溢れる彼女と全く対照的な私。
これに、苛立ちを覚える母。
「アンタ、欲出さんかっ!」
残念ながら、無いモノは出せないのだ!
この様な私を見て喜んでいる人物が…。
それは、母の実母。私のばあちゃんだ。
「花甘露は、良い子に育ったな~」
この発言を聞いた母は、激怒。
「あの婆さんは、子供を小さな盆栽の鉢に押し込めて育てやがって!」
「何が、エエ子かっ!」
「アホか?」
「子供は、親に反抗できる様でないとアカン!」
1度は、両親に捨てられてしまった母。
気分は、いつも戦闘モード。
「親の言いなりになる様な子は、つまらん!」
(あっ、そうですか…)
なかなか、思い通りの子供を持てない母。
母の試練(?)は、終わらないのでした(笑)。