彼が感じる違和感
最近、職場にやって来たアルバイトのお爺さん。実は社長さんでもあります。
ちなみに、彼、同業者です。
「この職場の空気、澱んでるな~」 とお爺さん。
一見、冴えなさそうに見えるこのお爺さんは、実務チームのボスと職場の意地悪女子に八つ当たりをされる羽目に…。
しかし、よくよく話してみると、決して冴えない人物などではありません。
「あんたの所、いつかきっと大きな事故起こすで~」 とお爺さん。
実務チームのボス。実にいい加減。
教育体制を整えることを頑なに拒否。
皆、自己流で仕事をしていて、自分がやっている仕事が正しいのかナゾ。
本来、絶対間違ってはいけない仕事を1人体制でやらせていて、他の人によるダブルチェックはありません。
人間、絶えずノーミスなんて無理です。
ちなみに、私が担当しているお客さんの中には、お客さん側でも私と同じ仕事をして、結果を確かめている所もあります。
しかし、お客さんによっては、この仕事をチェックする能力が無いということもあります。
この様なお客さんを担当すると大変です。
自分が間違えると、それで終わり。
「なんか、ここ、仕事が属人的すぎるで~」 とお爺さん。
昨日、総務の小悪魔女子が最終出勤日を迎えたことから、今日はすぐさま職場が混乱。
「アスクルから、ティッシュ届いたけど、何処に置くの~?」 などという会話が繰り広げられます。
さらに、驚いた事には…。
「総務の○○さん、退職したの~?」
「正式に聞いてないんだけど~」
「何となく、そうかなー、と思って…」
(はぁ~?)
たった20人しか従業員がいない職場での会話とは思えません…。
まあ、この会話の主達は、小悪魔さんとは不仲でしたが…。
勝手に人が消えていく不思議な職場(笑)。
真っ当な社会人生活を歩んできたお爺さんにとって、ここは不思議な職場なのでした…。