お客さんのための逆発想
私の仕事。
様々な業種の会社(お客さん)と関わることができます。
常識的な会社から、ヤバい会社まで、色んな会社の実態を知ることができます。
最近、私が担当することになった会社。
やり取りをしているうちに、何だか変な違和感が…。
介護の会社なのに、新入社員は60歳超の人が多数。
入社しても、数日で従業員が辞めることも珍しくありません。
とても暮らしていける額ではない賃金が支払われています。
時々、連絡が取れなくなる従業員が存在。
会社の人によると、「その人は、携帯代が払えなくなりました!」だそうです…。
(自分の生活も安定しないのに、人様のお世話なんてできる精神状態が保てるのかしら?)
一番しんどい仕事をしているハズの人達の賃金がこれでは…。
(こんなんで良いのか、日本社会?)
しかも、この会社の人達、「どうすれば相手方が仕事がしやすくなるか?」という観点も殆んど持ち合わせていない模様。
従業員も特に教育された様子がありません。
私とやり取りをしている会社の担当者は、決して悪い人ではないのですが、どこかぼやけた対応をしてきます。
「そうじゃないんだ~!」
心の中で叫び続ける私。
この会社の資料を分析したところ、本来従業員から徴収してはいけないお金を給与から引いていて、退職後半年以上経過しても返金されていないケースが多々ある事を発見。
「いや~、そんな事、気が付かないんですよ~」とお客さん。
普通の会社なら、そんな事は把握できているハズです。
事務方の技量が問われます…。
ちなみに、この事務を一手に処理していた従業員は、突然会社から消えたそうで、余計にとんでもないことになってしまったそうです。
何故に、こんな体制を取っていたのか?
ちなみに、私が働いている職場も同じ様な状況なので、人の事は言えませんが…。
仕事を属人化している会社は、要注意です。
結局、どうにもならなくなって、パニックに陥り、仕事を外注することに…。
その費用は、相当なものです。
まあ、その様なお客さんがいるから、我々の仕事が成り立っているようなフシはありますが…。
一旦外注に出した仕事は、永遠にそのままになることが殆んどで、自社でその仕事のできる人が絶滅してしまいます。
後戻りができないため、余計な経費を払い続ける羽目に…。
安心したのもつかの間で、外注先の会社が潰れることもしばしば。
そうなると、再びパニック状態です。
外注の方が人件費が削減できるケースもある様ですが、外注先がきちんとした仕事をしているのかも疑問です。
その会社で必要不可欠な仕事を全くの外部任せにするのは、どうかと思います。
私の担当するお客さんの中には、自分達の行った仕事が正しかったかどうかを確認する意味で、仕事を依頼して来る所もあります。
その様な会社は、大歓迎です(笑)。
組織の中で、誰1人その仕事ができる人が居ないなんてことは、とても恐ろしいことです。
時にはお客さんを教育して、受けていた仕事を戻してあげ、自立してもらうという取り組みも必要だと思うのでした…。
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