言葉のチョイス

私が言葉のチョイスって難しいと思ったのは、小学校3年生くらいかな、日直さんみたいなのがあって、その時。

確か、帰りの会みたいなもので、日直さんは前に出て、今日の反省とか、チェック項目の確認とかするんです。
そして、その中で、今考えると、衛生的というか、身なりをきちんとする一環だったんでしょうが、シューズが汚れていないか?というチェックがあったんですね。

当時の私、どうしても「汚れている、よごれている」というフレーズが出てこず、「汚い、きたない」としか、頭に浮かばなくて、それじゃないんだと分かってるんだけど、前に出てるし、そんなに長くえっとえっと、というわけにもいかず、仕方なく「シューズが汚い人、手を挙げてください」と言ったわけです。

そうすると、女子のちょっと知的な感じの子が、「汚いってね〜」って小さな声で言ったんですね。続けて、「汚い人って言われて、手なんか挙げられるわけないよね」とも。だよね〜と私も思いながらも、「よごれている」という言葉が出てこなかった事で、子供心に言葉のチョイスって大切だと思いましたね。言い方一つって大事なんだと。

そして、講師とかする機会がある今、やっぱり言葉を選びます。例えば、年配の方、とかは「年をとると」だと角が立つので「年を重ねられると」とか、「〇〇が出来ない方」だとちょっと責めてるみたいなので「〇〇があまり得意でない方」とか、ちょっとの事なんだけど、言葉のチョイス、考えとかないといざという時に出てこない。言葉の引き出しに準備しといた方がいいと思った話。

言葉は言霊。意識して使わないと。と言いつつ、子供にバッカじゃない?とか言ってしまって自己嫌悪😵

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?