SINGLES ONLY # 25 MARTIN DENNY 「Quiet Village 」 無音こそ音なり篇
前回の「夏の日の恋」は1959年。今日のこの曲は1957年。
この二人も元はクラッシク音楽を学んでいます。
それなのに・・・この作風の違いは面白いですね・・・
学んだということより、人生が垣間見られますね。
夏の日の恋が「押し」の曲なら、こちらは「引き」の曲とでも言えばいいでしょうか?
アートガーファンクルがあるストリングスのアレジャーに、
「音がいいのに、どうしてそんなにメロディーをつけるのだい?」
といった記事を読んだことがあります。
そう・・・音の響きを十分に伝えること。
それだけでも十分に音楽となり得ます。
4人編成で楽器の編成も変・・・
となれば、やはり引き算の方法を用いるしかないのですが・・・
それがプラスに作用するのも音楽の面白さ。
それにしても・・・
約3年の違いとは言え、当時のアメリカの音楽の幅の広さを思うと、クラクラしてきます。
「夏の日の恋」と「Quiet Village」がラジオから、
同時に流れていた可能性は十分にあると思うのです。
片や洗練、片や土着。このふり幅を許容する当時の
アメリカの国民性・・・
でも、求めているものは同じなんですけどね。
察しのいい方ならば、あ~この本が今日の元ネタね・・・
とわかっていらっしゃると思いますが・・・
もし、このような音楽に興味がありましたら、
上の3冊を探してお読み下さい・・・
それでは今日はこの辺で・・・
何とか8月に間に合いました・・・
というかもう晩秋・・・かよ・・
何かあったら着込んでお過ごし下さいね・・・
ほどほどの選曲と他力本願の音質で・・・
ではまた次回!!
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