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「なぜかいつも他人に振り回される人」へ。転職成功者が教える『我慢せず生きる』ためのヒント

自分で決断することを放棄してきた人は、必ずといっていいほど「自分が何がしたいか分からない」という壁にぶち当たります。私はまさにこのタイプで、学生時代〜新卒入社のタイミングまで、周りの人の言うことに従って、生きてきました。結論からいうと、他人に振り回されるのは、物事の判断軸が自分になかったからでした。

もしあなたも他人に振り回されるタイプなのであれば、きっと、他人に優しい人で、親しみやすくて、相手の気持ちを大事にする方なのではないでしょうか。すごくいい長所ですよね。ただ、それが行き過ぎるあまり、相手ベースで自分の行動を決めてしまうことに陥りやすいと思います。


私は新卒入社した会社を、3年で退職し、転職を経験しました。転職をしよう、と決断した理由はいくつかあるのですが、そのうちの1つは、「自分が入りたいと思って決めた会社ではなかったから」。要するに、「他人や世間の評価」で会社選びをしてしまったんです。

「誰もが知っている有名な会社」「年収が高い」「一部上場」

このようなキーワードで、就職活動をしていました。今思えば、本当に私は愚かでした。本来は、何のために働くか、自分が本当にしたいことは何なのか、という自分の判断軸で、物事を選んでいくべきだったのです。なぜなら、自分の意思が反映された決断なら、結果がどうなろうが、納得感を持って前に進めるから。そうでない場合、何かがあればすぐに他人や環境のせいにしてしまいます。自分が決めたわけじゃない、という逃げ道を作れてしまうんですね。これが本当によくない。こういう生き方を、私はずっと続けてきてしまいました。

また、昔から、私は顔色を伺いすぎるタイプでした。他人のちょっとした感情の変化に敏感で、少しでも顔色が曇るのが分かると焦ったり、語気の強い人と話したりするのはすごく苦手でした。人一倍感情に振り回されることが多かったため、「一時的に心をシャットダウンできないものか・・・」と悩んだこともありました。Googleで「鈍感になる方法」などと調べたこともあります。他人を気にせず自由気ままに生きている人を見るとうらやましくて、「どうして自分にはそれができないんだろう?」と、すごく悔しい思いをしたのを覚えています。かといって、それを解決する方法は見つからず、ずるずると日々を過ごしてきました。

この悩みが災いして、社会人一年目は、相当苦労しました。いろんなことに傷つき、傷つけられ、本当に仕事が嫌になった日がたくさんありました。前述した理由もあって、新卒入社から3年後、転職を決意するに至ったのです。


他人の価値観や風潮に流されないようにするためには?

「気持ちを言葉にする」こと。シンプルですが、我慢せずに生きるための第一歩は、自分の感情や価値観を、少しずつ言葉で表すことです。できれば、紙に書くことをおすすめします。

書く内容は何でもいいです。今思っていること、悩んでいることを書き出す、掘り下げる。これを継続することが大事です。なぜなら、本音や本心に分厚い蓋がされているから。その蓋を、少しずつ持ち上げていくことが、必要なのです。

最初は全くうまくいかないと思います(おそらく)。私も、最初は苦労しました。何を書いていいかすら、分からなかったから。そういう方は、Googleで「自己分析 質問」などと検索し、あらかじめ決められている問いに答えていくと、やりやすいです。

心にもやがかかった状態でいるのは、つらいですよね。特に、これから入社される方や、新しい環境に身を置かれる方など、大きな変化が待っている方々。心の引っかかりを取り除くきっかけとして、何か参考になれば何よりうれしいです。


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