【1191日目(9.24/火)~ 徒歩で日本縦断_番外編_”礼文島で衣替え”】
つぶやき文庫♯1191
〜 礼文島で衣替え 〜
午後、僕宛に”卵”が届いたことを職場の同僚から伝えられた。そしてそれが本道に住む農家さんからだということがわかった。歩き旅の途中、1週間ほどお世話になったご家族で、そこでは農作業や家畜の世話なんかを手伝わせてもらっていた。届けられた荷物というのは、その時に預かってもらっていた冬服。これからどんどん寒くなることを見越して、気を利かせて送ってくれたのだった。その荷物と一緒に入っていたのが、飼っている鶏の卵で、こちらは2パック分。泊まらせてもらっていた時には、ほとんど毎日食べていて、初めて卵を割った時に、出てきた黄身の色が淡いことにすぐ気づいた。その訳は、鶏に与える飼料(家畜に与える餌のこと)で決まるのだということも、その時に教えてもらった。日本の90%が鶏をケージ飼いしている一方で、僕がお世話になった農家”ろくファーム”では、鶏本来の行動を制限しない平飼いという方法で育てられている。薬に頼らずとも健康に育つ鶏から採れた新鮮な卵は、美味。ぜひ、この機会に卵を食べてみてほしい。島暮らしが終わったら、本州へ突入する前に会いに行こう。
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