【226・227日 ~ 他人の人生に影響を与えてこそ、人生には価値がある ~】
この記事は僕がプロカメラマンになって、
大好きなスキマスイッチの二人を撮影するまでの日常を綴ったものです。
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つぶやき文庫♯227
〜他人の人生に影響を与えてこそ、人生には価値がある〜
タイトルのこれは好きな言葉で、こういう人間でありたい。という僕自身が生き方の軸として、心に留めている言葉のひとつ。今の僕にとっては、少し大袈裟な表現かもしれないけど、これぐらいがちょうどイイとも思っている。
昨日、一年前から準備を進めていた初個展『シカクイセカイ写真展』が、無事に幕を閉じた。準備不足、間に合わなかったもの、設営時間の見積もりの誤り。改善点を挙げればキリがないけど、それでも120人近くの人が来てくれた今回の個展。それをやってのけた自分自身に、まずは「お疲れさま」の一言をかけてあげたい。
個展初日に最初のお客さんが来てくれるまで、正直どうなるのか物凄く不安だった。けれど始まってみれば、不安な想いを抱く暇がなほどに、入れ替わり立ち代わり、友人や普段からお世話になっている人たちが会場に来てくれた。それが本当に嬉しかった。
緊張がすぐに表に出て、初めて会う人の前で、本当に何も喋れなかった20代の初め。1泊2日のボランティア活動に参加したり、SNSを通じて人に会ったり、セミナーに参加したり、好きな作家の講演会に参加したりした。どれくらいのペースだったか、とにかく色んな人たちに会って話をしてきた。
20代前半から会った人の数を分母とすると、今もなんらかの形で繋がっている人は本当に僅か。けれど今回の個展には、10年近く前に会った人や、何年も前に勤めていた職場の上司、同僚までもが駆けつけてくれた。もちろんそのほかにも色んなところで繋がった人たちが、たくさん来てくれた。
生き方は人それぞれだから、正解なんてものはない。けれどこれまで積み重ねてきた人との関わり方は、何一つ間違っていなかったと思えた。僕は賢くもなければ、何か能力に秀でているわけでもない。けれどこうして沢山の人たちが集まっくれるような人間でいれる自分は、他の人が頑張っても簡単に手に入れられないものを得られていると思う。それがあるなら、別に秀でた才能なんてものは、なくてもいいと思えるほどに。自分にできないことは、自分以外の誰かにやってもらう。そうする他ない。その結果達成できたなら、それでイイじゃない。
ただそれを当たり前と思わず、その都度ありがとうを伝えられる人間でいたい。一人の時間は大好きではあるけど、孤独は絶対に嫌なので、そうならない為の意識や行動、発言にはこれからも気をつけていきたい。
これはまぁ少し恥ずかしいけど、確かだから言っておく。今の僕がこう在るのは親のおかげ。両親とも学歴のある2人ではなかったから、教育らしい教育を、僕はほとんど受けてこなかった。
ただその代わりに、これでもかというくらいに遊ばせてくれた。ここで言う”遊び”は多分、皆んなが考えるような遊びじゃない。”とにもかくにも自然まみれ”というような表現でもしておきます笑。でもそれが僕に対する親の精一杯の教育だったんだろうな。
そりゃあ時には「勉強しなさい」と言われたこともあるけど、決して勉強を強要してくるようなことはなかった。結果的に全く勉学に励まなくなったけど笑
”今の僕があるのは親のお陰”という部分に関して言うと『遊ぶことを否定されなかったこと』ここが一番だと思う。今回の個展で言うと、多くの人が写真につけた”タイトル”について色んな意見をくれた。これに関しては色んな考え方もあるけど、それには閃き・発想が必要だったりする。
その根っこ部分には、僕がケラケラ笑いながら、叫びながら、泣きながら、色んな感情を存分に発揮させてくれた。幼少期の過ごし方が直結しているような気がする。こればっかりは証明しようがないけど。
昔も、何年もあっていない今も、両親が僕に求めるものはきっと『元気でいること』だからまぁきっと、今回の個展で沢山の人たちと撮影した写真を、一番喜んでくれるんじゃないかなと思っている。やることやったら写真をまとめて、1冊にして実家に送ろう。そしたらきっと少しは喜んでくれるだろうか。
今回の個展はなにも僕一人だけの力ではない。僕以外に2人の大きな存在があったから開催できて、無事に終える事ができた。なんなら僕以外の2人のお陰と言っても大袈裟じゃない。
その一人が、『香り』と言う手段で空間をデザインしてくれた友達。香りに全力を尽くしてくれたことは言うまでもなく。彼女のコミュニケーション能力の高さ。これは本当に誰にも真似できないほど。僕は会場に一人しかいないから、その間他の知り合いとの会話ができない。すると当然『退屈』が生まれる。そしたらそのまま会場を後にしてしまう可能性だってある。
そこを彼女が、完全にカバーしてくれていた。当然ながら、会場に来てくれていたほとんどの人が僕の知り合い。それも大体が僕よりも年上の人だったりする。僕とも年齢差のある彼女からしてみれば、一回り以上なんてあたり前。
普通だったら、遠慮がちに小さく縮こまってしまう。けれど彼女にそんな素振りは1ミリもなかった。それどころか自ら積極的に会話を仕掛けていて、気づいたら笑顔で会話してるじゃないの。
そうなるともう不安な要素なんて何もなくて、とても頼りになる存在でしかなかった。きっとこれを言っても「いやいや」と否定するだろうけど、彼女が居なかったら今回の個展会場の温もりのある雰囲気は完成していなかった。
だから改めて感謝したい。
「ありがとう」
数ヶ月前までは赤の他人だったのに、今ではもう大切な仲間。そんな人に出会えるなんてのは、そうそうあるものでもない。それでもこうやって素晴らしい人と繋がれるのだから、出会いってのはやっぱりすごく面白い。
何度でも言う「ありがとう」
もう一人を僕はなんと紹介すればいいのか、毎回迷ってしまう。友達でもなく、同志とも違うし、先輩でもなく師匠でもない。人に話すときに僕は「全力で僕をサポートしてくれている方」と話しいている。
文字通り全力で、この1年間を僕のために時間を費やしてくれた。そしてきっと、僕が歩みを止めない限り、この後もきっと同じ。
最初にサポートという表現をしたけど、その幅は広すぎてよくわからない。なんでそこまで?と疑問を抱いてしまうレベル。
過去に出したデジタル写真集も、今回の個展準備も全て。写真を撮ること以外の全てに携わってくれている。挙げればキリがない。僕がこの1年間動き続けられたのは、他の誰でもないこの方のお陰。
それでも厚かましい僕は、恩返しなんてのは二の次、三の次。今はとにかくその方からの恩恵を全力で受け取りに行き、自分の活動へとつなげる。今の僕がその方にできることは、本当にそれだけ。恩返しなんてのは、力がついてからの話。
当然、感謝の気持ちは沢山ある。けれどその方に何か一つ言葉を”贈る”とするならば、なんのためらいもなくこう言う。
「引き続き、よろしくお願いします」
最後に
今回僕の個展に来てくれた人にも、どうしても来る事ができなかった友人にも。改めて「ありがとう」を言いたい。だってこれまで出会ってきた人たち全てから、何らかの影響を受けていると思うから。色んな調味料が混ざり合って、今の僕がここにいる。そう思えば、苦い思い出だってあって良かったと思える。
まだまだ先へ
まだこれから
エピローグはまだまだ必要ない。
【塚真の最近の活動】
・Amazon Kindle からデジタル写真集”シカクイセカイvol.1”
https://www.amazon.co.jp/dp/B08Z74JP21/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_733WPSQK8WWDBM71JDA9?_encoding=UTF8&psc=1
・ Amazon Kindle からデジタルみ写真集”シカクイセカイvol.2”
https://www.amazon.co.jp/dp/B096P5VMZX/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_EMXX9E9CHNS5B0C5Q2ZS
・Amazon Kindle からデジタル写真集”シカクイセカイvol.3”
https://www.amazon.co.jp/dp/B09GKPJTPM/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_9BT94DBNTF70N0N18Z9H