2024年度国家公務員一般職試験(大卒程度)受験者必見『内定への道2』
先日(18日)、国家公務員専門職試験の一次合格者が発表されました。本校からも財務専門官・国税専門官に一次合格した学生がおり、二次試験に備えて、書類作成・面接練習している最中です。がんばれ~!
さて、今回は「内定への道2」として、官庁訪問についてお話していきたいと思います。
国家公務員一般職試験の肝・官庁訪問とは・・なぜ重要なのか・・・
1.官庁訪問とは
国家公務員試験では、一次・筆記試験、二次・面接、小論文試験となっています。二次試験に合格すれば、最終合格となり、国家公務員採用候補者名簿に載ることができます。しかし、名簿に載ったからといって国家公務員として働けるわけではありません。各省庁・出先機関において採用面接を実施してもらい、そこで内定ということになって初めて働くことができます。
県職員や市職員であれば、最終合格すれば内定、その後どこに配属されるかは県・市が決めるので、自らが働くところに採用面接してもらいに行くということはなかったのですが、国家は違います。二次試験で行われる面接はあくまで、「国家公務員として働いてもいいですよ」と、判断してもらうための面接であって、「どこで働きたいかは皆さん自分自身で決めてくださいね」というのが国家公務員試験なのです。
そして、働く省庁を決めるため、採用されるための重要なステップと位置付けているのが、今回お話する官庁訪問です!
2.どれほど重要なのか
各省庁、内々定自体は8/13最終合格発表以降となってはおります。
しかし、7/3から官庁訪問を実施する日程となっており、この官庁訪問の中で、選考は始まっています。内々定解禁は8/13以降ではありますが、採用する・しないの判断はこの官庁訪問の段階で行っていきます。ですので、
官庁訪問に参加し、いい感触を得て、採用面接を行う旨の連絡を得る
これができなかったときは、その省庁・出先機関では採用選考に進めなかったとほぼ思っていいです。それくらいこの官庁訪問で採用の是非が関わっています。なので、受験生の皆さんは、この官庁訪問に全神経を注いで挑む必要があります。
「せっかく、採用候補者名簿に載ったけど、官庁訪問をそこまで頑張らなくて、内々定をもらえておらず、8/13から各省庁に連絡して、採用面接してもらえるか確認して面接してもらって、ダメだったらまた次の省庁に連絡して・・・」
他の受験者が内々定をもらい就職活動を終了している中、自分はまだまだ就職活動を継続・・・国家公務員試験では往々にしてありえることです。
そうならないためにも、官庁訪問を頑張りましょう!
3.官庁訪問は何をするの?
シンプルに面接と思っていいです。
志望動機・採用後は何をしたいか・自己PR・学生時代に頑張ったこと・力を入れたこと・気になるニュースetc・・・
官庁訪問=面接に臨む準備をしていきましょう。
事前に面接カード・訪問カードを課されている省庁・出先機関もあるので、必要に合わせて準備していきましょう。
国家一般職を第一志望としている人は、ここが最後の就職活動になる(したい)と思います。官庁訪問に万全の態勢で臨み、無事第一志望を勝ち取ってきてください。
最後に、人事院の採用NAVIに記載している言葉で終わります。
次回は、官庁訪問の対策を過去の受験者の情報をもとにお話ししていきたいと思います。
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